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FX/為替「ドル/円、続伸期待と介入警戒が交錯」 外為どっとコム トゥデイ 2023年8月1日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年8月1日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼31日(月)の為替相場
(1):日銀 臨時国債買入れオペ通知
(2):中国の景気支援策への期待で豪ドル上昇
(3):ユーロ圏GDP 予想を上回る
(4):米経済指標を受けてドル円一時反落

▼31日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:神経質な値動きとなる場面が増えそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

31日(月)の為替相場


期間:31日(月)午前7時00分~1日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 臨時国債買入れオペ通知

日銀は午前の金融調節で臨時の国債買い入れ3000億円(残存期間5年超10年以下が対象)を通知。前週28日のイールドカーブ・コントロール(YCC)柔軟化を受けて長期金利(10年債利回り)が9年ぶりに0.6%台へ上昇する中で、利回りの急上昇を容認しない姿勢を示した。長期金利の上昇を受けて140.60円台に弱含んでいたドル/円は、臨時オペをきっかけに反発した。

(2):中国の景気支援策への期待で豪ドル上昇

中国7月製造業PMIは49.3と市場予想(48.9)および前月(49.0)をやや上回った。ただ、好不調の分岐点とされる50.0は4カ月連続で下回った。豪ドルは、中国がこの日発表する予定の景気支援策を巡る期待も相まって上昇した。なお、中国国務院はその後、消費回復・拡大に向けて賃貸住宅の供給拡大や自動車購入制限の撤廃などを軸とする措置を発表した。

(3):ユーロ圏GDP 予想を上回る

ユーロ圏4-6月期域内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.3%と市場予想(+0.2%)を上回った。1-3月期GDPは前期比-0.1%から±0.0%へ上方修正された。ユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+5.3%と予想通りに6月(+5.5%)からやや伸びが鈍化した。ただ、食品とエネルギーを除いたコアHICPは前年比+5.5%と高止まりした(予想+5.4%、前回+5.5%)。

(4):米経済指標を受けてドル円一時反落

日銀の臨時オペを受けた円売りが続き7月10日以来の142.68円まで上昇していたドル/円は、米7月シカゴPMIが42.8と市場予想(43.5)を下回ると反落した。ただ、米国株が堅調を維持する中でドル売り・円買いは一時的だった。

31日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:神経質な値動きとなる場面が増えそう

昨日のドル/円は3週間ぶりの142円台に続伸。日銀が臨時の国債買い入れオペを通告して長期金利の急上昇を容認しない姿勢を示すと円売りが強まった。日銀は前週28日にイールドカーブ・コントロール(YCC)の柔軟化として長期金利の許容上限を0.5%から1.0%に引き上げたばかりだが、昨日は長期金利が0.6%台に上昇したタイミングで臨時オペを発動して利回り抑制の姿勢を鮮明にした。ドル/円は、長期金利が9年ぶりの0.6%台に上昇したことで140.69円前後に弱含んだが、日銀オペをきっかけに上昇に転じると海外市場で142.68円前後まで上値を伸ばして7月10日以来の高値を付けた。市場では、日銀がYCCを微修正したことで本格的な金融緩和の修正は当分なくなったとの見方が広がっている模様。

ドル/円は、上値抵抗と見られていた142.00円をあっさり超えたことで上昇余地が拡大しており、本日は143円台への続伸を試す可能性もあろう。ただ、急速に円安が進めば本邦当局による円買い介入への警戒も高まることになりそうだ。財務省筋などから円安けん制が入ることも予想される。本日のドル/円は続伸期待と介入警戒が交錯しやすい中で神経質な値動きとなる場面が増えそうだ。

注目の経済指標:米ISM製造業景況指数

注目のイベント:特になし

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kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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