ドル円一時143円台回復=東京為替概況
ドル円一時143円台回復=東京為替概況
先週末の米雇用統計後にドル売りが強まり、142円00銭台を付けたドル円。週明けは142円10銭台でのスタートと、ドル安基調が継続して始まったが、その後ドル買いが強まった。先週半ばまでの144円台を中心とした推移から、一気の調整が入ったことに対して、やや行き過ぎ感が出ていた。米雇用統計がやや弱く出たものの、7月のFOMCでの利上げ見通しは変わっておらず、日米金利差を意識したドル買い円売りも見られた。
朝方170円高となった後、高値から490円超の下げとなり32100円割れとなった日経平均の動きなどが重石となったものの、ドル円の下値しっかり感が広がる中で、午後に入って日本株が買い戻されると、ドル円の買い戻しの勢いも強まった。
143円台を付けた後は一服感もあって再び下げ、142円60銭台を付けている。
ユーロドルでもドル高が進んだ。朝の1.0970前後での推移から、じりじりとユーロ安ドル高となり1.0950割れを付けている。ユーロドルも先週末ドル売りに動きに1.08台後半から1.09台後半まで上昇しており、その分の反動が週明けに出た形。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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