カナダ山火事による影響、米東部で週明け12-13日まで続く恐れ
カナダ森林火災による大気汚染は米東部の大部分を覆っており、その影響は週明け12日か13日まで続く見込みだという。ブルームバーグが伝えた。ニューヨーク・ラガーディア空港に向かう便は視界不良により再び運航停止となり、現在は米連邦航空局(FAA)が同空港到着便の調整を図っている。
米国立気象局(NWS)によると、フィラデルフィア地域では大気の質が全米で最悪となっているほか、北東部および中部大西洋沿岸の広い範囲では大気汚染が健康に有害な水準だ。南部アラバマ州やジョージア州でも空気の状況は悪化する見通しとなっている。
観測史上最悪のカナダの山火事シーズンによる影響で、米国では東部のマサチューセッツ州からサウスカロライナ州、さらにミズーリ州までオレンジ色のかすみが覆っており、多くの市民がマスク着用や自宅待機を余儀なくされている。
ただ、長期的にはカナダ森林火災が鎮火しない限り、根本的な解決は見込めないという。

執筆者 : MINKABU PRESS
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