広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は下げ渋るもマイナス圏での推移 議事録の反応は限定的=米国株後半

株式 

NY株式24日(NY時間15:42)
ダウ平均   32864.71(-190.80 -0.58%)
ナスダック   12503.96(-56.29 -0.45%)
CME日経平均先物 30600(大証終比:-10 -0.03%)

 NY時間の終盤に入って、ダウ平均は下げ渋っているものの、マイナス圏での推移は続いている。午後にFOMC議事録が公表されたものの、反応は限定的となった。議事録では、追加利上げへの支持を巡ってFOMC委員の意見が分かれていたことが示されたほか、データ依存のアプローチを強調し、利下げについては可能性が低いとしていた。このところのFOMC委員からのタカ派な発言が株式を圧迫しており、その意味でも本日の議事録で何らかのヒントが出るか注目されたが、新たな材料はない。ただ、市場が警戒していたほどタカ派ではない印象もあった。

 ダウ平均の200日線が3万2775ドル付近に来ており、その水準に到達している。米債務上限問題については、依然として具体的な合意はなく、にらみ合いの状況が続いている中、米株式市場は戻り売りが続いている状況。

 共和党側は大胆な歳出削減を求めているが、それに対するバイデン大統領を始めとした民主党側の抵抗も大きい。期限切れぎりぎりまで交渉はもつれるとの見方も出ているが、最終的にデフォルトは回避されると楽観的に見ている状況に変化はない。双方の交渉担当者はきょうも午前中に会合を開くと見られている。

 市場からは、仮にワシントンが合意できたとしても、市場は動揺する可能性があるとの指摘が出ている。米財務省は一般会計を補充するために大量の国債を発行する必要があるからだという。特に最近では、米株式市場と米国債市場は相関関係が高まっており、株式市場にも何らかの影響を及ぼする可能性が警戒されるという。

 本日は引け後にエヌビディア<NVDA>が決算発表を予定しており、人工知能(AI)関連への期待による直近の株価上昇を正当化するか注目される。

 取引開始前に百貨店のコールズ<KSS>が決算を発表し、1株利益が予想外の黒字となった。商品在庫が予想を下回り、粗利益率も予想以上で、2月に就任したキングスバリーCEOの業績改善への取り組みが実を結び始めていることを示唆した。株価は大幅高。

 シティグループ<C>が傘下のメキシコのリテール銀行バナメックスの売却計画を取り止め、2025年に同部門のIPO実施に切り替える意向を明らかにした。この計画変更により4ー6月期に自社株買いを再開できるようになると説明したが、株価はネガティブな反応を示している。

 サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が決算を受け上昇。ガイダンスで第2四半期のビリングが予想を上回る見通しを示したほか、通期の売上高見通しのレンジ下限を上方修正した。

 アパレル販売のアーバンアウトフィッターズ<URBN>が決算を受け大幅高。アンソロポロジーやフリーピープルのブランドが好調だった。

 中小企業や金融機関向けの税務会計ソフトを手掛けるインテュイット<INTU>が決算を受け下落。数字は好調だったものの、税務申告シーズンで税務会計ソフトを手掛ける企業にとって重要な四半期だったが、そこでの予想を下回る税務申告件数と売上高はネガティブな印象に繋がった模様。

 ライフサイエンスや応用化学分野の研究に用いる機器・ソフトウェアを手掛けるアジレント・テクノロジー<A>が決算を受け下落。ガイダンスを嫌気しており、通期見通しを下方修正している。3月と4月のバイオファーマからの受注悪化が響いた。

 バイオ医薬品のオキュジェン<OCGN>が大幅安。普通株での公募増資を発表した。

 アナログおよびデジタル信号処理用チップを手掛けるアナログ・デバイセズ<ADI>が決算を受け下落。第3四半期の見通しを嫌気しており、予想を下回る1株利益の見通しを示した。

コールズ<KSS> 20.76(+1.49 +7.71%)
パロアルト<PANW> 202.61(+12.87 +6.78%)
アーバンアウトフィッターズ<URBN> 31.45(+4.79 +17.95%)
インテュイット<INTU> 416.59(-33.21 -7.38%)
アジレント<A> 120.67(-7.97 -6.20%)
シティグループ<C> 44.60(-1.31 -2.85%)
オキュジェン<OCGN> 0.48(-0.24 -32.86%)
アナログ・デバイセズ<ADI> 173.09(-14.84 -7.89%)

アップル<AAPL> 172.15(+0.59 +0.34%)
マイクロソフト<MSFT> 314.50(-0.76 -0.24%)
アマゾン<AMZN> 116.95(+1.96 +1.70%)
アルファベットC<GOOG> 121.86(-1.43 -1.16%)
テスラ<TSLA> 183.93(-1.84 -0.99%)
メタ・プラットフォームズ<META> 248.98(+2.24 +0.91%)
AMD<AMD> 108.25(+0.13 +0.12%)
エヌビディア<NVDA> 304.34(-2.54 -0.83%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FX口座 カテゴリランキング

パートナーズFXnano 42

ドル円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.0 銭(原則固定・例外あり)

セントラル短資FX 19

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.6 銭(原則固定・例外あり)

ヒロセ通商 17

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.9 銭(原則固定・例外あり)
FX口座 スプレッド比較

GMO外貨 53

ドル円 220
豪ドル円 145
トルコリラ円 40

GMOクリック証券 51

ドル円 187
豪ドル円 110
トルコリラ円 50

みんなのFX 48

ドル円 202
豪ドル円 119
トルコリラ円 42
FX口座 スワップ比較

▶︎ 総合ランキングはこちら

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます