豪中銀予想外の利上げ、ドル円は堅調地合い維持し、高値更新=東京為替概況
豪中銀予想外の利上げ、ドル円は堅調地合い維持し、高値更新=東京為替概況
昨日の海外市場で137円台半ば超えまで上昇したドル円。先週末の日銀金融政策決定会合の円売りに加え、昨日の米ISM製造業景気指数の好結果がドル円を支えた。朝方海外市場の高値を超える137円59銭を付けた後、いったん利益確定の売りが入ったが137円30銭前後までにとどまった。
豪中銀による予想外の利上げを受けて豪ドル円が急騰すると、ドル円も上値をトライ。朝の高値を超えて137円70銭台を付けている。
豪中銀(RBA:豪準備銀行) は13時半に政策金利・声明を発表。市場の多くが据え置きを予想しており、短期金利市場での織り込みは約7割が据え置きとなっていた。サプライズな0.25%の利上げ決定に豪ドルは急騰。発表前の0.6630前後から0.6710前後まで上値を伸ばした。対円でも上昇しており、91円20銭台から92円40銭前後まで上値を伸ばしている。
RBA声明では、ターゲットへ戻すために引き締めが必要という見解を示された。追加利上げの可能性は示唆したが、経済状況や見通し次第としている。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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