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為替相場まとめ4月24日から4月28日の週

為替 

  24日からの週は、円売りが強まった。週末金曜日の日銀金融政策決定会合で緩和継続姿勢が強調されたことが背景。事前のマーケットでは植田新体制初の会合で何らかの出口戦略に向けた動きが示されることが期待された面があった。コロナ関連や金利に関するフォワードガイダンスの文言が削除されるとともに、新たに発表されたレビューは1年から1年半かけて実施されるとした。市場では緩和継続が長期化すると判断し、円売りが強まった。ドル円は133円台から136円台まで上伸。一方、ドル相場はその他主要通貨に対して引き続き決め手に欠ける値動きが続いた。5月第1週の米FOMCとECBの金融政策発表を控えて、売買が交錯した。ユーロドルは1.09台後半から1.10台後半で、ポンドドルは1.23台後半から1.25台前半での振幅が続いた。注目の米第1四半期GDP速報値は前期比年率+1.1%と減速したが、GDPデフレータが予想外に上昇しており、ドル相場が振幅する場面があった。週末にかけてドル指数が上値を模索する動きとなっているが、ドル円急騰の影響が色濃かった。


(24日)
 東京市場では、ドル円が堅調。序盤には前週末のドル高の対する調整で133.89近辺まで弱含んだ。中盤にかけては日経平均の上昇や植田日銀総裁が金融緩和継続姿勢を表明したことで円売りが優勢となり134.40台まで買われた。午後には134.48近辺に高値を更新。しかし、前週末高値134.49レベルには届かず上昇一服。ユーロドルは午後に入りジリ安となり、一時1.0972付近まで弱含んだ。ユーロ円は昼過ぎに一時147.66付近まで上昇したが、その後は147円台半ばまで押し戻されている。

 ロンドン市場は、ユーロ買いが優勢。ユーロドルやユーロ円の上昇とともに円安・ドル安の動きに波及している。序盤はやや調整ムードで欧州株の軟調スタートや米債利回りの低下とともにドル円、クロス円が下押しされた。しかし、4月独Ifo景況感指数が予想を上回る結果となると、ユーロドルは1.09台後半から1.10台乗せへ、ユーロ円は147円台前半から148円台乗せへと上伸。ユーロは対ポンドでも買われた。ドル円は序盤に134.10台まで下げたあと、134.67近辺に高値を伸ばしている。ユーロ円は147円台前半から148.30付近に高値を更新。ポンド円もつれ高となり166円台半ばから167.50台へと上昇。Ifoエコノミストによると、ドイツ経済は勢いに欠けているものの、米中経済の力強さが下支えしており、製造業の輸出期待は上昇してきている、という。また、銀行問題は企業のセンチメントに影響を与えていない、と分析した。独連銀は、ドイツ経済は第1四半期に拡大する可能性、期待を上回る見込みとした。

 NY市場は、全体的にドル売り優勢。ドル円は134円台で方向性に欠ける値動きが続いた。134.70付近まで一時上昇も、NY時間に入るとドル売りに押されたが、134円台は維持している。クロス円での円安がドル円の下値をサポートした。ユーロドルは海外市場に入って買いが膨らみ、1.10台を回復。ポンドドルは買い戻しが出ており、1.24台後半に上昇。市場は、来週のFOMCでの25bpの利上げを確実視しているものの、一部で出ている6月利上げについては、まだ未知数といったところ。先週の土曜日からFOMC委員が、FOMCが終了するまで発言を控えるブラックアウト期間に入っており、手掛かり材料は経済指標のみになるが、今週は第1四半期のGDP速報や、週末にはPCEデフレータの発表がある。

(25日)
 東京市場は、ドル売りが一服。ドル円は前日のドル売りの流れを受けて朝方に134円台割れとなる場面があった。その後はすぐに134円台に戻して、134円台前半での推移。午後には134.42近辺まで買われた。ユーロドルは午前中に1.1067近辺まで買われたあとは、1.1050前後での取引に落ち着いた。ユーロ円は148円台での推移。朝のドル円の下げに148.05近辺まで下落も、大台を維持したこともあり、その後買いが強まり、148円台半ば超えに。ロンドン勢の本格参加を前にドル円が少し下げており、高値から調整が入っている。今週後半の米第1四半期GDP速報値やPCEデフレータ、日銀金融政策決定会合などを控えて、上下ともにやや動きにくい展開となった。

 ロンドン市場は、ドル買いと円買いが優勢。欧州株や米株先物・時間外取引が軟調に推移。英独米など主要国債券利回りが低下している。米中の政治対立が懸念されていることや、このあとのNY株式市場でマイクロソフトとアルファベットといったIT巨大企業の決算が発表されることから事前にポジション調整が入る面もあるようだ。ドル円はドル買いが先行して134.47近辺まで買われたが、円買い圧力とともに134円台を割り込むと、一時133.82近辺まで安値を広げた。クロス円も総じて軟調。ユーロ円は148.60台まで買われたあとは売りに転じており、安値を147.60付近へ更新。約1円幅の下落となっている。ポンド円も167.80近辺が重くなると166.90割れ水準へと下押しされている。リスク警戒的なドル買いの動きも広がっており、ユーロドルは1.1016近辺、ポンドドルは1.2447近辺に本日の安値を広げている。

 NY市場では、リスク回避の円高・ドル高の動き。ドル円は133円台半ばに下落。午後になって売りが加速し、一時133.40円付近まで下げ幅を拡大。ユーロ円は146円台前半、ポンド円は165.50割れまで下押しされた。米株式市場で売りが強まり、ダウ平均が300ドル超下げ幅を拡大する中、リスク回避の円高が強まった。米地銀のファースト・リパブリックが急落し、米株全体を圧迫。市場では米銀システムへの不安が再燃した。ユーロドルは戻り売りに押され、1.09台に値を落とした。ただ、下押す動きまでは見られず、21日線より上の水準はしっかりと維持され、上昇トレンドは継続している。ポンドドルは戻り売りに押され、一時1.23台に下落。
 
(26日)
 東京市場では、リスク警戒が継続も方向性に欠けた。ドル円は朝方に133.80台まで反発も、その後は133.50割れへと下落。133円半ばから後半にかけて不安定な動きが続いた。ユーロ円は146円台後半での取引が続いた。ユーロドルは1.09台後半での小動き。午前中に消費者物価指数が発表された豪州は、総合が比較的強めに出たが、刈り込み平均が予想を下回った。今後の追加利上げ期待が打ち消されるほどの弱さではなく、豪ドルは少し重かったが、直後の動きは限定的。その後も頭の重い展開となったが、豪消費者物価指数を受けてというよりも、リスク警戒の動きからの資源国通貨売りと見られる。

 ロンドン市場は、ドル売りが優勢。特にユーロドルやポンドドルが上昇。前日はリスク警戒の動きがドル買いや円買いにつながっていたが、今日はその反動が出た格好。株式市場は前日の米株安を受けて欧州株が軟調も、前日NY引け後に発表されたマイクロソフトとアルファベットの決算が良好だったことを受けて、ナスダック先物は時間外取引で上昇している。ドル相場との連動性が高い米10年債利回りだが、きょうは前日終値付近で方向感なく推移している。全般に前日からの調整色が強いようだ。ユーロドルは1.09台後半での揉み合いを上放れると1.1063近辺まで高値を伸ばした。ポンドドルも1.24台前半から1.2491近辺まで上昇。ドル円は133.80付近が重くなると、安値を133.30近辺に広げている。ユーロ円は146.50付近から147.60付近まで上昇したあとは買い一服。ポンド円も165円台後半から一時166.72近辺に買われたあとは値動きが落ち着いた。取引序盤に発表されたドイツとフランスの消費者信頼感はいずれも改善を示した。

 NY市場では、売買が交錯。ドル円は133円台で激しく上下動した。懸念が伝えられているファースト・リパブリックに関する報道で米国債利回りとともに売買が錯綜したようだ。同銀の救済計画の一環としてアドバイザーが、新株の買い手候補を揃えたと報じられたことや、FRB貸出へのアクセスが制限される可能性があるとも伝わった。米耐久財受注速報値が予想を上回ったが、ドル買い反応は一時的。全体的にはドル売りの動きがドル円の上値を抑えている。前日発表の米大手IT企業の決算で、市場に安心感が広がっており、米株式市場も警戒感を一服させる中で、リスク選好のドル売りも。一部からは米債務上限問題がドルの上値を圧迫しているとの指摘も出ている。ユーロドルは一時1.10台後半まで上昇し、1.11台をうかがう場面も見られた。その後は1.10台前半に落ち着いた。ポンドドルは一時1.25台を回復したが、1.24台後半に押し戻された。

(27日)
 東京市場は、小動き。ドル円は朝方の日経平均の下げなどで133.40付近まで下げたが、その後は133円台後半に戻した。ユーロドルは1.10台でのしっかりとした動き。1.11手前の売りを意識して上値トライに慎重も、地合いは堅調。ユーロ円は147円台での推移。対ドルでのユーロ買いが支えも、148円には届かず。今晩の米第1四半期GDPなどイベントを控えて動きにくくなっている面もある。明日の米PCEデフレータ、今日、明日の日銀金融政策決定会合など、重要イベントが目白押しとなっており、イベント前に積極的な動きがやや取りにくい状況だった。

 ロンドン市場は、方向性に欠ける取引。日本時間午後9時30分に発表される第1四半期の米GDP速報値の結果内容を確かめたいのとムードが広がっている。欧州株は序盤に売り先行も、米株先物の堅調な動きとともにプラス圏へと持ち直している。米10年債利回りは3.43-3.47%での上下動。ドル円は東京市場でじり高となったあと、ロンドン序盤には133.94近辺と前日高値水準に並んだ。しかし、買いは続かず、取引中盤にかけては133.50割れへと反落している。ユーロ円も147.99近辺まで買われたが、148円台乗せには至らず147.50割れへと反落。ポンド円は167.03近辺まで買われたあとは166.30付近に下押しされている。ユーロドルは1.10台半ばを軸とした上下動、ポンドドルは1.24台半ばから後半で小幅の振幅。4月ユーロ圏景況感は改善が見込まれていたが、99.3と前回99.2とほぼ同水準だった。

 NY市場では、米GDP結果を受けてドル買いが強まった。第1四半期の米実質GDPは前期比年率換算で1.1%増と予想(1.9%増)を下回り、個人消費も3.7%増と予想を下回った。景気の鈍化を示す内容ではあるが、市場のインフレ警戒感が強い中で、GDPデフレータやPCEコアデフレータが前回を上回り、予想も上回ったことに敏感に反応した。今回の米GDPの数字は来週のFOMCでの25bpの利上げ期待を正当化し、利上げが確実視されている状況を追認する内容。ドル円は一時134円台に上昇した。ユーロドルは戻り売りに押され、一時1.10台を割り込む場面も見られた。ポンドドルは一時1.24ドル台半ばまで下落する場面が見られた。

(28日)
 東京市場は、日銀会合受けて円安が進んだ。ドル円は午前に振幅。日経新聞がフォワードガイダンスの修正を議論と報じると133.62近辺まで下落。しかし、今回はYCC修正はないとの見通しが報じられると134.30付近に上昇。日銀の発表が待たれるなかで133.38近辺まで一時下落。日本時間午後1時ごろに日銀は金融緩和策継続を発表。コロナに関する文言が削除され、金利に関するフォワードガイダンスも削除された。一時円買いの反応も、緩和の維持が示されたことや、植田総裁が言及していたこれまでの金融政策の点検・検証について、1年から1年半程度の期間をかけて多角的にレビューするとされたことで、緩和の維持が長期化するとの思惑が円売り反応を強めた。ドル円は135.13近辺に上伸した。ユーロ円は146.92近辺を安値に148.67近辺までのレンジ。ユーロドルは朝から軟調に推移したが、ドル円のドル高につれて1.1030台から1.1006近辺まで下落した。

 ロンドン市場は、円売りが一段と進行。植田新体制となってから初の日銀決定会合は金融緩和継続が打ち出された。市場にはYCC修正などへの思惑があったことから、一気に円売りが強まった経緯がある。その後の植田日銀総裁会見でも具体的な出口への道筋への言及はみられず、市場ではより長期間の緩和継続観測が広がった。ドル円はロンドン早朝に135円台に乗せた後も買われ続け、一時136.18近辺まで高値を伸ばした。東京市場での安値からは2円70銭超の大幅上昇となり、3月10日以来のドル高・円安水準となった。円安進行はクロス円でも顕著で、ユーロ円は149.50台、ポンド円は169.50付近に高値を更新している。ドル相場はドル円の動きが波及して、ドル高圧力が優勢。ユーロドルは1.09台後半、ポンドドルは1.24台半ばへと軟化した。第1四半期ユーロ圏GDP速報値は前期比+0.1%と前回の-0.1%から上昇も、市場予想+0.2%には届かなかった。何とかリセッションは回避も、力強さに欠ける成長となっている。

 NY市場は円売りが強まる中、ドル円は136円台に急伸した。植田総裁就任後初となる日銀決定会合の結果が発表されたが、現状の金融緩和策を据え置いた。マイナス金利も温存している。また、金融緩和策について最大1年半程度の多角的なレビュー期間を設けることも発表。一方で先行きの政策指針となるフォワードガイダンスの撤廃を発表した。植田総裁は会見で、粘り強く緩和措置を続けて行く方針を強調した。市場からは、135円台を固められるようであれば、138円台が視野に入るとの見方も出ている。きょうの上げで140円までの上昇の可能性も指摘されているようだ。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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