市場はECBのターミナルレートの織り込みを概ね完了=NY為替
きょうのユーロドルは一時1.09ドル台に下落する場面が見られたものの、NY時間に入って米株式市場が堅調に推移していることもあり、1.10ドル台に戻している。ロンドン時間には米アマゾンが決算を受けて下落していたことで、リスク回避の雰囲気が広がり、為替市場ではドル買い・ユーロ売りが出ていた。また、本日の日銀決定会合を受けてユーロ円が150円台に急伸していることもユーロドルの下値をサポートしているようだ。
ユーロに関しては、来週のECB理事会とその前々日に発表になるユーロ圏消費者物価指数(HICP)の結果に注目が集まっている。利上げは確実視されているものの、利上げ幅が0.25%か0.50%ポイントかで見方が分かれている。ただ、いまのところは0.25%が有力視されている状況。HICPの結果が決めてくれそうだ。
市場では、ECBのターミナルレート(最終到達点)について、織り込みを概ね完了させている。現在の中銀預金金利は3.00%だが、それを夏までに3.75%まで引き上げて利上げを一旦停止というのが基本シナリオのようだ。3月中旬には3.25%で設定されていた。ただ、一部からは、今後発表になるユーロ圏の経済指標を受けて、設定を4.00%まで上昇させる可能性は十分にあるとの指摘も出ている。
EUR/USD 1.1042 EUR/JPY 150.20 EUR/GBP 0.8780
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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