【これからの見通し】日銀は緩和継続表明、このあとは米PCEデフレータに注目
【これからの見通し】日銀は緩和継続表明、このあとは米PCEデフレータに注目
注目の植田日銀総裁の決定会合は、現行の超緩和政策の維持が表明された。そのなかで、金利に関するフォワードガイダンス文言を削除、新型コロナに関する言及を削除、金融政策運営の多角的なレビュー(点検)を1年から1年半かけて行うことを決定、と微調整した。市場には当面、少なくとも1年程度は緩和政策に変更はないとの印象を与えている。この後の海外市場では、植田総裁会見も踏まえての円相場の動きが注目される。
円相場の値動きが一巡した後、次に米経済統計に視線が移動しそうだ。きょうは米雇用コスト指数(第1四半期)、米個人所得・支出(3月)、米PCEデフレータ(3月)、米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(4月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(4月)などの発表が予定されている。来週の米FOMCを控えて、市場ではインフレ指標に敏感に反応しそうだ。昨日はGDPデフレータがヘッドラインとコアがいずれも上振れしたことにドル買いの反応がみられた。きょうも3月のPCEデフレータおよび第1四半期雇用コスト指数への注目度が高まりそうだ。ドル円相場にとっては、円安とドル高の両面からの上昇圧力が強まる可能性もあり注意しておきたい。
その他の経済指標発表の予定も月末とあって多め。スイス小売売上高(3月)、KOFスイス先行指数(4月)、フランス消費者物価指数(速報)(4月)、ドイツ雇用統計(4月)、ドイツ実質GDP(速報値)(2023年 第1四半期)、ユーロ圏実質GDP(速報値)(2023年 第1四半期)、ドイツ消費者物価指数(速報)(4月)、ブラジル失業率(3月)、南アフリカ貿易収支(3月)、メキシコGDP速報値(第1四半期)、カナダ実質GDP(2月)など。
発言イベント関連では、ビルロワドガロー仏中銀総裁、ジョーダン・スイス中銀総裁などの講演、ラガルドECB総裁のユーロ圏財務相会合に関する記者会見、バーFRB副議長のシリコンバレー銀行の監督巡る報告書公表などが予定されている。米主要企業決算は、エクソンモービル、シェブロンなど大手石油企業が注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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