アジア株 香港株は1.2%安、不動産株が総じて下落 香港政府が不動産規制廃止の呼びかけを却下
アジア株 香港株は1.2%安、不動産株が総じて下落 香港政府が不動産規制廃止の呼びかけを却下
東京時間11:08現在
香港ハンセン指数 20406.66(-243.85 -1.20%)
中国上海総合指数 3388.91(-4.42 -0.13%)
台湾加権指数 15907.41(+37.97 +0.24%)
韓国総合株価指数 2568.92(-2.17 -0.08%)
豪ASX200指数 7363.40(+3.22 +0.04%)
アジア株はまちまち。
上海、台湾、韓国、豪州は小動き。方向感に欠ける展開。中国GDPも無難に通過、今週後半は特に目立った新規材料がなく、中国景気回復期待と米利上げ継続懸念に左右される展開が続くことが予想される。
香港株は1.20%安、不動産株が総じて下落。恒隆地産は2.8%安、碧桂園控股は2.6%安、CG SERVICESは1.7%安、龍湖集団は1.5%安、新世界発展と中国海外発展は1.4%安。
香港政府トップの李家超氏が不動産規制を廃止するという不動産業界の呼びかけを却下したことが懸念されている。協会は不動産業界に回復の兆しが見られず未だ苦戦しているため、不動産規制を徐々に終了するよう政府に要請していた。ただ、香港政府は不動産投機売買を避けるため、同措置は「まだ適用可能」だとして却下した。
そのほか、バイドゥやJDドットコム、シャオミ、テンセントホールディングスなどハイテク関連も総じて下落している。中国規制当局がアリババ傘下のアントグループに対する罰金を当初計画の10億ドルから7億ドルに引き下げる見通しとのロイター報道を受け、きのうの米株式市場で上昇したアリババも香港市場では1.4%安と下落している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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