チャールズ・シュワブが商いを伴って続伸 顧客資産が3月に530億ドル純増=米国株個別
金融サービスのチャールズ・シュワブ<SCHW>が商いを伴って続伸。同社は先週末に主要な顧客資産が3月に530億ドルの純増したことを明らかにした。3月は銀行業界の混乱に見舞われた。
創業者のシュワブ氏とベッティンジャーCEOは、資金流入は3月として同社史上2番目の高水準だったと指摘。財務諸表上の含み損拡大に投資家の関心が集まったことを受け、両氏はシュワブの見通しを巡る懸念払しょくに努めている。
両氏は発表文で「第1四半期は悲観的な投資家心理や継続的な利上げ、地銀混乱を反映して確かに厳しい時期だったが、顧客中心の成長モデルはしっかりと維持され、順調だ」とコメントした。シュワブは証券会社として広く知られるが、銀行事業は同社の健全性にとって極めて重要。
1-3月期の同社株は37%余り下落し、2008年の金融危機以来、最悪の四半期となった。
(NY時間14:54)
チャールズ・シュワブ<SCHW> 51.94(+2.59 +5.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。