アジア株は下落も下値は限定的 香港株は一時上昇、米利上げ停止を見込んだ買い

アジア株は下落も下値は限定的　香港株は一時上昇、米利上げ停止を見込んだ買い

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数　　 19558.11（-33.32　-0.17%）
中国上海総合指数　 3263.69（-2.06　-0.06%）
台湾加権指数　　　　 15748.92（-11.54　-0.07%）
韓国総合株価指数　 2409.00（-7.96　-0.33%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6963.50（-52.09　-0.74%）

アジア株は下落、前日の米株大幅安を懸念して売り優勢で始まった。イエレン米財務長官が、「全面的な」預金保護について検討していないと発言したことを受け、米金融システム不安が再燃している。ただ、下値は限定的か。
FOMC声明で、利上げについて「継続的に」との文言が削除されたことを受け、市場はハト派と捉えたもよう。早ければ次回5月会合で利上げ停止との見方が広まりつつある。

香港株は0.17%安。米利上げ停止を見込んだ買い優勢で始まった。ただ、その後はマイナスに転じている。米ドルとのペッグ制を採用しているため米国に追随し、香港金融管理局は基準金利をFOMCと同様25bp引き上げ、5.25%に設定した。

医療品や不動産、カジノ、消費者サービス関連が下落している。一方、レノボやシャオミ、ネットイースなどハイテク関連は上昇。
テンセントホールディングスは4.3%高、第4四半期決算で純利益が前年比12%増となったことが好感されている。