広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

米FOMC待ち、やや円売り優勢、ポンドは堅調=ロンドン為替概況

今日の為替 

米FOMC待ち、やや円売り優勢、ポンドは堅調=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、米FOMC待ちとなるなかで、やや円売りが優勢。序盤はポンド買いが先行した。2月の英消費者物価指数が前年比+10.4%と市場予想+9.9%、前回の+10.1%を上回ったことが背景。明日の英金融政策委員会(MPC)での政策発表を控えて、市場は敏感に反応している。ポンドドルは1.22台前半から1.2297近辺まで上昇。ポンド円は162円台乗せから高値を163.34近辺まで伸ばした。対ユーロでもポンド買いが入っている。ポンド買いにつれてユーロも上昇。対ドルでは1.07台後半で高値を1.0795近辺に更新、対円では142円台半ばから143.30台へと高値を伸ばしてきている。欧州株や米株先物はやや売りが入る場面があったが、下値は堅く前日比プラス圏へと浮上している。米10年債利回りは3.57%から3.60%での揉み合いから、足元ではやや上昇している。金融不安がひとまず一服しており、落ち着いた相場展開となるなかで、米FOMCの発表を迎える態勢になっている。

 ドル円は132円台後半での取引。東京市場で132.26から132.80付近で振幅したあとは132円半ばに値動きが落ち着いた。ロンドン時間に入ると買いが優勢となり132.92近辺まで買われている。米債利回りが下げ渋り、欧州株や米株先物が底堅く推移するなどリスク警戒感が後退して、米FOMC発表待ちとなっている。

 ユーロドルは1.07台後半での取引。ロンドン序盤に1.0759近辺まで下押しされたあとは、ポンドドルの上昇につれて1.0795近辺に高値を伸ばしている。ユーロ円は142円台半ばでの揉み合いを上抜けると、143.41近辺に高値を更新。ただ、対ポンドでは序盤に売られたあと、底這い状態となっている。ドイツ首相経済顧問は今年は+0.2%成長と予測、リセッションを回避できる見込みを示した。レーンECBチーフエコノミストは、基調的インフレが次第に緩和されると確信する理由ある、としながらも、基本シナリオが維持されるならば、まだすべきことある、とも述べていた。

 ポンドドルは1.22台後半での取引。朝方に発表された2月英消費者物価指数が前年比+10.4%と予想外の上昇となったことがポンド買いを誘った。1.22台前半から1.2297近辺まで買われている。ポンド円は162円台乗せから高値を163.34近辺まで伸ばした。ユーロポンドは0.88台割れから0.8770台へと下落した。明日の英金融政策委員会(MPC)では25bp利上げ予想が有力になっている。一部には据え置きが予想されている。金融不安が勃発したことを受けて、各メンバーの票割れにどのような変化があるのかが注目されている。前回は7対2で50bp利上げが決定されていた。反対票の2票は据え置きだった。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます