アジア株は全面安 香港株は2カ月ぶりに2万ポイントの大台割れ 米利上げペース加速懸念
アジア株は全面安 香港株は2カ月ぶりに2万ポイントの大台割れ 米利上げペース加速懸念
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 19432.58(-493.16 -2.47%)
中国上海総合指数 3258.21(-17.89 -0.55%)
台湾加権指数 15612.05(-158.61 -1.01%)
韓国総合株価指数 2391.89(-27.20 -1.12%)
豪ASX200指数 7173.30(-137.82 -1.89%)
アジア株は全面安、前日の米株大幅安を懸念して売り優勢で始まった。きょう予定されている米雇用統計を警戒した動きが続いており、時間外でも米株は下落している。
香港株は大幅続落、1月3日以来となる2万ポイントの大台割れ。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため金融政策を米国に連動させている。そのため、FRBが利上げペースを加速すれば、香港金融当局も基準金利の引き上げペースを加速させることになる。今夜の米雇用統計の内容次第では米国は次回会合で政策金利を50bp引き上げる可能性も。
ハイテク関連の下げがきつい。JDドットコムは10%超安、四半期決算で売上高が7%増と前年同期比の23%増から急減速した。バイドゥは5.6%安、アリババは3.0%安。碧桂園控股や龍湖集団など不動産株も下落している。
上海株も下落。全人代では的を絞った政策が講じられる可能性があるものの、大規模な政策は期待できないことから、失望売りも出ている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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