アジア株 香港株は4日続落 豪コモンウェルス銀行は急落、CEOが今年の経済成長鈍化を予想
アジア株 香港株は4日続落 豪コモンウェルス銀行は急落、CEOが今年の経済成長鈍化を予想
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 20777.38(-336.38 -1.59%)
中国上海総合指数 3289.12(-4.16 -0.13%)
台湾加権指数 15510.90(-143.58 -0.92%)
韓国総合株価指数 2440.91(-24.73 -1.00%)
豪ASX200指数 7346.00(-84.86 -1.14%)
アジア株は総じて下落。
香港株は4営業日続落、米利上げ長期化懸念が重石。根強い米物価高を受け、インフレ抑制のため米国が利上げを続ける可能性が高い。年内の利下げ観測は後退している。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため、金融政策を米国に連動させている。また、中国のスパイ気球を巡り米中関係が悪化していることも引き続き懸念されている。不動産や消費者サービス関連、医療品など幅広い銘柄が売られている。
豪州株は1.14%安、銀行株の下げがきつい。
コモンウェルス銀行は5.8%安と急落。四半期決算は利益が過去最高となったものの、同社CEOが、今年の経済成長は鈍化するとの予想を示したことが懸念されているもよう。CEOは、オーストラリアの多くの世帯が電力や食料品、そのほかの家庭用品の価格上昇に加え、金利の上昇で、より大きな負担を抱えていると指摘した。豪中銀の利上げで銀行株は恩恵を受けており、コモンウェルス銀行の株価は今月3日に上場来高値をつけていた。ほかの銀行も連れ安。ベンディゴ・アンド・アデレイド・バンクは4.7%安、ナショナル・オーストラリア銀行とウェストパック銀行は4.6%安、ANZ Group Holdings Ltdは3.9%安、クイーンズランド銀行は2.9%安。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。