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【これからの見通し】米英欧各中銀イベントを通過、きょうは米雇用統計の発表

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【これからの見通し】米英欧各中銀イベントを通過、きょうは米雇用統計の発表

 今週は注目イベントが目白押し。米英欧の各中銀の金融政策発表を無難に通過している。利上げ幅については米FOMCが25bp、英MPCとECBはそれぞれ50bpとなり、事前の市場予想通りとなった。神経質な値動きをみせつつも、昨年後半から続くドル安の流れには基本的な変化はみられていないようだ。

 ただ、各中銀ごとにインフレや利上げペース、景気見通しなどの認識は異なっている。米国ではインフレ鈍化傾向が鮮明となっており、5%台のターミナルレートが想定されるなかで、あと数回の25bp利上げを続けながら経済データとの調整を図る段階になっている。

 英国ではすでも10回連続の利上げを実施しており、今回の50bp利上げでかなり利上げ段階は成熟したようだ。今後の急速なインフレ鈍化見通しがでており、景気をオーバーキルしてしまうリスク垣間見えている。政策メンバーの票割れは7人が50bp利上げ2名が据え置きと見方が大きく分かれた。

 欧州では3月も50bp利上げを実施する見通しが明言された。参加国が多く、意見の調整は困難だ。今週はスペインのコアインフレが予想外の大幅上昇となり、ユーロ圏全体のインフレ鈍化の兆候はまだ不安定だ。しばらくは積極的な利上げが実施される可能性が高そうだ。

 各国とも賃金上昇が気がかりな点となっている。その意味ではきょうも米雇用統計においても、週平均賃金の上昇度合いに注目が集まりそうだ。最新の市場予想によると平均時給は前月比が+0.3%と前回並みの数字、前年比が+4.3%と前回の+4.6%から伸びが鈍化する見込みとなっている。米国でのインフレ鈍化傾向を裏付ける内容が想定され、ドル相場には引き続き売り圧力がかかりそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、仏独ユーロ圏、英国、米国などの非製造業PMI・確報値(1月)、ユーロ圏生産者物価指数(12月)、米雇用統計(1月)、米ISM非製造業景気指数(1月)など。ISM非製造業景気指数は50.5に上昇する予想となっている。

 発言イベント関連では、ECB専門家予測調査が公表される。ピル英中銀チーフエコノミスト、ビスコ伊中銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁などの講演や報道インタビューが予定されている。今週の一連の中銀金融政策発表の内容を補完するものとして、より詳細な見方が期待される。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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