マクドナルドが決算受け下落 営業利益率を嫌気=米国株個別
マクドナルド<MCD>が下落しておりダウ平均を圧迫。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、市場は営業利益率が43.6%と予想を下回ったことを嫌気している模様。
高インフレと経済の不確実性にもかかわらず、消費者がハンバーガーとポテトに高い価格を支払っていることが示され、売上高は好調を維持しているものの、賃金、包装、原材料などのコストの高止まりが営業利益率を圧迫している。
ケンプチンスキーCEOは短期的なインフレ圧力は今年も続くとの見通しを示している。それでも、同社は、新規出店に一層注力することを含む、刷新された運営計画に高い自信 を持っていると述べた。今月初め、同社は新戦略の一環として、雇用削減を発表した。
全世界で約1900店舗の出店を見込んでおり、米国および海外事業で400店舗以上、開発型ライセンシーおよび関連会社で約1500店舗の出店を見込んでいる。今年は約1500店舗の純増を予想している。
(10-12月・第4四半期)
・既存店売上高:12.6%(予想:8.0%)
米国:10.3%(予想:7.8%)
海外直店舗:12.6%(予想:7.6%)
海外ライセンス:16.5%(予想:9.7%)
・1株利益(調整後):2.59ドル(予想:2.44ドル)
・売上高:59.3億ドル(予想:56.3億ドル)
・営業利益率(調整後):43.6%(予想:45.4%)
(通期見通し)
・営業利益率(調整後):約45%(予想:46.5%)
(NY時間10:18)
マクドナルド<MCD> 265.88(-5.01 -1.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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