キャタピラー決算受け下落 利益が予想下回る=米国株個別
キャタピラー<CAT>が下落しておりダウ平均を圧迫。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益や営業利益が予想を下回ったことが嫌気されている模様。
同社は製造コスト上昇との闘いが続いており、パンデミック開始以来初めて、予想を下回る利益を計上した。原材料費高騰による製造コスト増加ほか、機関車事業に関連したのれん代償却が利益に影響を与えた。
アナリストからは「需要は引き続き好調で、受注残は第3四半期比4億ドル増加した。価格は引き続き強いものの、今年はコストが全体の利益を圧迫することが予想される。需要は資源とE&Tの分野で最も強く、これらの市場のダイナミクスを考慮すると需要は持続可能と思われる」と語った。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):3.86ドル(予想:3.97ドル)
・売上高:166.0億ドル(予想:158.8億ドル)
機械・エネルギー・運輸:158.7億ドル(予想:152.7億ドル)
金融:7.26億ドル(予想:7.27億ドル)
・粗利益率(調整後):33.5%(予想:26.7%)
・営業利益:16.8億ドル(予想:23.2億ドル)
・研究開発費:4.01億ドル(予想:5.02億ドル)
(NY時間09:39)
キャタピラー<CAT> 249.96(-11.55 -4.41%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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