ドル円は130円台を回復、円売り強まる=ロンドン為替概況
ドル円は130円台を回復、円売り強まる=ロンドン為替概況
東京午後に129円29銭前後まで上昇した後、ロンドン序盤にかけてはドル売り円買いの動きとなり128円70銭台を付ける場面が見られた。その後は一転してドル高円安の動きが強まり、東京市場の高値を超えて動きが加速。130円台を付ける大きなドル高円安となった。
ロンドン市場での株高などが円売りの動きを誘い、ドル円の上昇を見せると、その後は米債利回りの上昇などを好感したドル買い円売りなどが入った。スイスで開催中の世界経済フォーラム(ダボス会議)でのIMF専務理事による世界経済の見通し、数カ月前ほど悪くないなどの発言も、リスク選好でのドル円やクロス円の買いにつながっている。
リスク選好の円売りが強まる中で、クロス円が軒並みの上層。ユーロ円は140円90銭台を付けた。東京朝の139円00銭台から、東京午後に140円台を付けたが、ロンドン市場序盤の調整に139円60銭台を付けていた。その後はドル円の上昇に合わせて円売りが強まった。東京朝に159円00銭台を付けた後、東京午後の円安局面では160円を付けきれず上値の重さが見られたポンド円は、160円台に乗せて円売りが強まり、160円80銭台を付けている。
円主導の展開でユーロドルなどの値幅は限定的。ロンドン市場序盤のドル円の下げに、ドル売りが強まり1.0860近くまで上昇、その後のドル円でのドル買いに押されるも1.0810台までの動きに留まっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。