ドル円、158円台半ばで神経質な展開、日銀報道で一時急落も下げ渋る=ロンドン為替概況
ドル円、158円台半ばで神経質な展開、日銀報道で一時急落も下げ渋る=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、売買が交錯する神経質な展開。ドル円は東京市場からの底堅い動きを引き継ぎ、序盤には158.70付近で推移していた。しかし、ロンドン時間に入ると、ブルームバーグが関係者の話として「日銀は円安進行に伴う物価上振れや経済への影響を一段と警戒しており、一層の円安が今後の利上げペースを速める可能性がある」と報じたことで、円買いが急速に強まる場面があった。ドル円は一時158.30台まで急落し、クロス円も連れ安となった。ただ、同報道には「1月会合では金融政策の維持を決める見込み」との内容も含まれていたことから、売り一巡後は158.50付近へと値を戻している。高市首相による早期解散総選挙の方針や、それに伴う「高市トレード(積極財政・円安)」の継続性が意識される一方、日銀の利上げ観測や政府・日銀などによる円安けん制が交錯し、相場は不安定な動きを見せている。ユーロドルは1.16台前半、ポンドドルは1.34台前半で振幅。英月次GDPやユーロ圏鉱工業生産などが予想を上回ったが、両通貨とも買い反応は続かなかった。
ドル円は158円台半ばでの取引。本日のレンジはここまで158.23から158.73となっている。昨日の160円手前からの反落以降、片山財務相や三村財務官らによる相次ぐ円安けん制発言が効いているほか、本日の日銀関連報道が上値を重くしている。この後、NY市場では輸入物価指数やニューヨーク連銀製造業景気指数など多数の米経済指標発表が控えており、これらを見極めたいとのムードも広がっている。
ユーロドルは1.16台前半での取引。ロンドン朝方にはドル買い圧力が先行し1.1626レベルまで下押ししたが、その後発表された11月のユーロ圏鉱工業生産指数が市場予想を上回る伸びを示したことを好感し、買い戻しが入った。一時1.1647レベルまで反発するなど、ドル円の動向を横目に底堅さを見せている。ユーロ円は184.18から184.64までのレンジで方向感なく上下動。対ポンドではユーロ売り先行も買い戻されている。
ポンドドルは1.34台前半での取引。ロンドン序盤に発表された11月の英月次GDPが前月比+0.3%と市場予想(+0.1%)を上回ったことがポンド買いを誘った。ポンドドルは1.3425付近から一時1.3440台へと上昇、ポンド円も一時213.31レベルの高値をつけた。日銀報道を受けた円買いが交錯し、ポンド円は212円台後半へ押し戻されている。ポンドドルも安値を1.3416付近に広げるなど方向性に欠けている。ユーロポンドは0.8653から0.8673レンジで上下動。ポンド買い先行も、ユーロ買い優勢に転じている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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