午前中にドル高強まる、午後は少し調整=東京為替概況
午前中にドル高強まる、午後は少し調整=東京為替概況
昨日のドル高円安を受けて、昨日の海外市場で128円80銭台を付けたドル円。少し調整が入って迎えた東京市場では、いったん下値トライの動きが見られたが128円22銭まで。その後は再びドル高円安となり、高値を超えて129円台を付け、昼前に129円20銭前後までと、朝の安値から約1円の上昇となった。ユーロドルが1.0830台から1.0807までとドル全面高の動き。朝方139円割れが見られたユーロ円が139円台半ば超えまで上昇するなど、円売りの動きも優勢。
午後は動きが落ち着き、ドル円は128円60銭前後を付けた。ユーロドルは1.0830台を一時回復し、昼前のユーロ安ドル高分を解消している。
目立った材料が出ているというよりも、円売りに関しては明日の日銀金融政策決定会合をにらんだ展開。先週後半から今週初めにかけて、今回の会合でYCCの再修正があるとの期待が広がっていたが、直前になって、YCCの再修正まで見込むのは行き過ぎた期待感との思惑が広がっており、円買いに対する調整が入っていると見られる。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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