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【これからの見通し】ドル円に上昇の機運広がる、ドルと円の両面で

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【これからの見通し】ドル円に上昇の機運広がる、ドルと円の両面で

 2023年相場が始まってからはドル円の上昇、それにともなうクロス円の上昇の動きが目立っている。ドル円は129.58レベルで底打ちすると、足元では134円台へと上昇している。

 新年相場が始まって中国株や欧州株が堅調に推移しており、市場のリスクセンチメントを好転させている。

 また、昨日の米ADP雇用統計や新規失業保険申請件数の改善がドル買いにつながった面も指摘される。強い米労働市場は賃金インフレを通じて米インフレ全体が長引くリスクを喚起する。利上げの長期化観測、しばらくは利下げは見送られるとの観測などが広がっている。ドル高の圧力を招来することとなった。

 そして、さきほどは複数の関係者情報として、日銀はYCCの再修正を急がないと報じられた。これを受けて円売りが加速している。

 ドル円のボラティリティーは1週間が17.5%、1カ月が14.7%と高水準で推移している。目先の一連の米経済統計発表や18日の日銀決定会合をイベントリスクとして強く意識する状況になっている。スポット市場での値動きの激しさを物語っており、材料に対する反応は大きくなりがちだ。

 そのような中で、きょうは米雇用統計発表を迎える。非農業部門雇用者数は20万人増程度と予想されており、前回の26.3万人増からは減少する見込み。失業率は前回並みの3.7%の予想。雇用者数は予想が困難なことで知られており、予想から乖離する結果が出ることも多い。特にドル円相場の反応には注意したい。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の米雇用統計以外にも多い。ドイツ製造業新規受注(11月)、ドイツ小売売上高(11月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(12月)、ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(12月)、ユーロ圏小売売上高(11月)、ユーロ圏景況感(12月)、スイス小売売上高(11月)、カナダ雇用統計(12月)、カナダIvey購買担当者景況感指数(12月)、米製造業新規受注(11月)、米耐久財受注(確報値)(11月)、米ISM非製造業景気指数(12月)など。

 発言イベント関連も比較的多め。米国経済学会(AEA)年次総会が開催され、ボスティック・アトランタ連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁、クックFRB理事、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、マン英中銀委員などが参加する。かなり盛りだくさんの週末相場となりそうだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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