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FX/為替「ドル/円、今年最大の陰線 戻り余地は限定的」 外為どっとコム トゥデイ 2022年12月21日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年12月21日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼20日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公表
(2):日銀 YCCの長期金利の変動幅を拡大
(3):日銀総裁 YCC変動幅変更について説明
(4):ドル円 8月2日以来の130.58円前後まで続落

▼20日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:戻り余地は限定的/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

20日(火)の為替相場

期間:20日(火)午前7時10分~21日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA議事録公表

豪中銀(RBA)は12月会合の議事録を公表。12月に行った25bp(0.25%ポイント)の利上げについて、50bpの引き上げや据え置きなどいくつかの選択肢を検討していたことが明らかとなった。また今後の利上げペースについては「今後のデータやインフレと労働市場の見通しに関する理事会の評価によって決定される」とした。

(2):日銀 YCCの長期金利の変動幅を拡大

日銀は金融政策の現状維持を全員一致で決定したもののイールドカーブ・コントロール(YCC)で長期金利の変動幅を0.25%程度から0.50%程度へ拡大することを決定した。市場は事実上の利上げと受け止め円買いが活発化。ドル/円は約20分で4円以上急落し、クロス円も大きく下落した。また、日経平均株価は一時800円超下落した他、債券先物は一時サーキットブレーカーが発動されるなど、金融市場は大きく混乱した。

(3):日銀総裁 YCC変動幅変更について説明

黒田日銀総裁は定例会見で長期金利の許容変動幅拡大を決定したことについて、利上げでも政策変更でもないと説明。また「景気にマイナスにならないし引き締めでもない」と強調した。今後については「さらなる変動幅拡大は必要ないし、今のところ考えていない」と述べた。現在行われている金融緩和については「必要あれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」と発言。また、話題となっている政府・日銀の共同声明改定報道については「見直すつもりはない」と否定した。しかし、円買いには歯止めがかからず、会見終了後にドル/円の下落が再開。欧州市場に入ると一時132円台を割り込んだ。

(4):ドル円 8月2日以来の130.58円前後まで続落

米11月住宅着工件数は年率換算142.7万件と予想(140.0万件)を小幅に上回った。一方、同建設許可件数は134.2万件と予想(148.0万件)を大幅に下回った。もっとも、これに対するドル/円の反応は限定的で、その後は日銀のYCC修正を受けた円買いが再開。欧州市場で付けた安値を更新すると下落に弾みが付き、8月2日以来の安値となる130.58円前後まで続落した。クロス円もつれ安して、ユーロ/円とポンド/円が約3カ月ぶりの安値を付けた他、豪ドル/円は約9か月ぶりに87.00円に接近した。

20日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:戻り余地は限定的

昨日のドル/円は終値ベースで約3.8%の大幅安となった。日銀がイールド・カーブ・コントロール(YCC)の長期金利上限を引き上げたことで円が急騰。一時130.58円前後まで下落して4カ月半ぶりの安値を付けた。

黒田日銀総裁はYCCの金利上限引き上げについて、金融緩和の持続性を高めるための措置だと強調したが、市場は聞く耳を持たず事実上の利上げと受け止めた。

ドル/円は200日移動平均線(135.80円前後)を明確に下抜けた他、今年の上げ幅の半値押しにあたる132.70円前後を下回った。年末の薄商いの中で値動きが誇張された側面もあろうが、日足は今年最大の陰線を記録。13週移動平均線や26週移動平均線までもが下向きに転じており、反発の余地は限られる公算が大きい。もし、8月安値の130.38円前後を下抜けることになれば、130円割れの可能性が高まりそうだ。

注目の経済指標:米12月消費者信頼感指数

注目のイベント:米20年債入札

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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