一時ドル安円高強まる=東京為替概況
一時ドル安円高強まる=東京為替概況
ドル円は一時ドル安円高となった。昨日の市場で137円台から海外市場で136円30銭台まで下げたドル円は、136円台後半を回復して東京朝を迎えた。東京市場ではドル安円高が進んだ。本邦輸出勢からの大口のドル売り円買いが噂されたほか、中国で新型コロナの新規感染者数が減少し、一層の規制緩和期待からのドル売り元買いが強まったことなどもドル全般の売りにつながった。
ドル円は136円60銭台から136円00銭台までドル売り円買いとなった後、大台を維持したことで少し買い戻しが入ったが、その後再びのドル売り円買いとなり、短期筋のストップ注文などを巻き込んで昼過ぎに135円77銭を付けている。下げ止まり後も戻りは鈍く、安値圏推移となった後、ロンドン勢の本格参加前にポジション調整から136円10銭台まで上昇。
ユーロドルも値幅は限定的ながらドル安となった。昨日海外市場でドル売りが強まり1.0560台を付けたユーロドル。その後の調整があまり見られず、東京市場でもしっかり。午前中にドル円が136円00銭台まで下げた局面で、1.0580台を付け、その後ももみ合いとなった。
ユーロ円はユーロドルの上昇などに朝方144円40銭台を付けた後、ドル円の急落に144円割れ。東京昼頃の円高局面でもう一段下げて143円60銭台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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