コールズが決算受け上昇 ガイダンスは破棄=米国株個別
百貨店のコールズが取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高は予想以上の減収だったものの、1株利益は予想を上回った。
同社は最近の事業動向の不安定さ、マクロ環境の大きな逆風、さらに予期せぬCEO交代を考慮し、第4四半期および通期のガイダンスを破棄すると発表した。
同社は需要低迷と昨年の品不足の後の過剰発注が重なり、積み上がった過剰在庫の処理に努めてきた。第3四半期の在庫は前年比34%増となり、第2四半期の48%増からは改善されている。
株価は買い先行で始まっている。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:-7.2%(予想:-6.8%)
・1株利益(調整後):0.82ドル(予想:0.75ドル)
・売上高:40.5億ドル(予想:40.7億ドル)
・粗利益率(調整後):37.3%(予想:37.2%)
(NY時間09:39)
コールズ<KSS> 30.53(+0.73 +2.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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