アジア株 香港株は下落も一時的か、根強いゼロコロナ緩和期待 北京市感染者減少に上海ディズニーリゾート一部再開へ
アジア株 香港株は下落も一時的か、根強いゼロコロナ緩和期待 北京市感染者減少に上海ディズニーリゾート一部再開へ
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 18086.98(-256.14 -1.40%)
中国上海総合指数 3127.33(-6.75 -0.22%)
台湾加権指数 14499.71(-46.60 -0.32%)
韓国総合株価指数 2466.20(-14.13 -0.57%)
豪ASX200指数 7116.50(-25.13 -0.35%)
インドSENSEX30種 61869.07(-3.92 -0.01%)
アジア株は総じて下落。東京時間16日の3時過ぎにロシアのミサイルがNATO加盟国であるポーランドに着弾し、死者が出たとの報道が伝わっており、地政学リスクの高まりが警戒されている。ただその後、バイデン米大統領がロシアからではない可能性があると指摘したことで、リスク姿勢はやや後退している。
香港株は反落。前日に大幅上昇し、約8週間ぶり高値をつけたことから利益確定の売りに押されている。また、中国10月の新築住宅価格が14カ月連続で減少し、2015年2月以来、約7年ぶりの落ち込みを記録したことも懸念されている。ただ、中国のさらなるゼロコロナ緩和期待が続いているほか、不動産市場への「広範囲」な救済策が引き続き材料視されており、下げは一時的か。
中国の感染拡大は歯止めがかかっておらず、15日の新規感染者は1万9000人を超え、半年ぶりの高水準となった。また、長引くゼロコロナ政策に対する反発が広がっており、広州市で大規模なデモが発生しているもよう。ただ一方で、首都北京市の新規感染者は前日から減少に転じたほか、上海ディズニーリゾートの一部施設があすから再開するなど、プラスの材料も出ている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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