【本日の見通し】ドル円は方向性を見極める展開
【本日の見通し】ドル円は方向性を見極める展開
米連邦政府機関閉鎖については本日現地時間午後4時(日本時間13日早朝)からの下院での採決を経て、トランプ大統領の署名を受けてつなぎ予算が成立し、解除される。経済指標の発表が一気に進む可能性があり、いったん様子見ムードが広がっている。
10月分のデータが取れておらず、影響がかなり長期にわたって続く可能性があるが、既にデータ自体がほぼそろっていたとみられる9月分についても雇用統計をはじめ重要指標の発表が延期されていただけに、どのタイミングでどの程度の指標が出てくるのかが注目される。
今日は様子見ムードの中で方向性を見極める展開になりそう。ドル円は海外市場で一時153円台を付けるも、戻してくるなど、一方向の動きに慎重。153円台後半から154円台半ばにかけてをコアとした動き。
ユーロドルはドル安が広がる中で一時1.16台を付けた。やや上方向の流れが強まっているが、こちらも行き過ぎた動きには警戒感が出そう。1.15台後半をコアに1.16台をどこまで攻められるか。
ポンドドルは1.3200手前が重い。今月の予算案発表なども警戒材料となっており、ユーロドルに比べて上値が重くなりそう。1.31台中心の推移が見込まれる。
ユーロ円は178円台でのしっかりした動きが継続。ドル円同様に行き過ぎた動きには警戒感も下がると買いが出る展開と見ている。
ポンド円はポンド自体の不安定さもあり、ユーロ円ほどのしっかりさはない。203円台を何度か付けているが、上値追いには慎重。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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