ポンド円は200日線を視野に 英政治課題の中でポンドは弱含みで推移との声多い=NY為替
きょうのNY為替市場は、この日発表の米雇用統計を受けドル買いが強まっている。ドル円は買いが強まっているものの、一方でポンドの売りが目立っており、ポンド円は軟調な展開。161円台前半まで下落している。200日線が160.65円付近に来ており、その水準を視野に入れた動きが見られている状況。
英国の政治課題を背景にポンドは当面弱含みで推移するとの声は多い。一旦上振れの可能性はあるもものの、ポンドへのエクスポージャーは減らすことを推奨。財政政策への懸念から下振れの可能性が高いという。
今後数週間のうちに見通しが明らかになり、ポンドは損失をある程度回復する可能性もあるが、その前に英政府は、保守党と国民に幅広く支持を得られる経済計画を提示する必要があるとしている。英政府は、減税策を発表して市場の混乱を招いた後、11月23日に新たな中期財政計画を発表する。
GBP/JPY 161.32 USD/JPY 145.22 GBP/USD 1.1109
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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