オクタが好決算も時間外で10%下落=米国株個別
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど拡大しなかったことや、売上高が予想を上回った。ガイダンスも公表しており、1株損益の見通しは赤字ながらも上方修正している。売上高は予想を据え置いた。同社は、「収益性改善のために戦略的支出を削減している」と述べた。
ただ、株価は時間外で冴えない反応を示しており、10%の大幅安となっている。アナリストは第2四半期の残存履行義務の伸びが前期比で鈍化した点を指摘している。企業がセキュリティベンダーの統合に動く中、同社の販売サイクルが長くなる可能性を示唆しているという。
(5-7月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.10ドル(予想:-0.31ドル)
・売上高:4.52億ドル(予想:4.30億ドル)
サブスク:4.35億ドル
・粗利益率(調整後):77%(予想:76%)
・ビリング:4.91億ドル
(8-10月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.24~-0.25ドル(予想:-0.28ドル)
・売上高:4.63~4.65億ドル(予想:4.63億ドル)
(通期見通し)
・1株損益(調整後):-0.70~-0.73ドル(従来:-1.11~-1.14ドル)(予想:-1.11ドル)
・売上高:18.1~18.2億ドルに据え置き(予想:18.2億ドル)
(NY時間17:13)時間外
オクタ<OKTA> 82.00(-9.40 -10.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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