ネットアップが決算受け上昇 ガイダンスに安心感=米国株個別
ストレージのネットアップ<NTAP>が上昇。前日引け後に5-7月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスについてはこれまでの見通しを据え置いている。同セクターの決算は下方修正の発表が相次ぐ中で、据え置きは安心感をもたらしたようだ。
アナリストは、「同社がサプライチェーンの課題やドル高の逆風にもかかわらず、広範な需要の強さを見込み続けている」と指摘。「デジタルおよびクラウドトランスフォーメーションへの投資にけん引され、底堅いエンゲージメントと需要動向が継続的に確認された。ただ、不透明なマクロ環境とドル高による逆風を考慮し、引き続き慎重姿勢は維持する」と述べていた。
(5-7月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.20ドル(予想:1.10ドル)
・売上高:15.9億ドル(予想:15.5億ドル)
ハイブリッド・クラウド:14.6億ドル(予想:14.2億ドル)
製品:7.86億ドル(予想:7.73億ドル)
・粗利益率(調整後):66.7%(予想:67.0%)
(8-10月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.28~1.38ドル(予想:1.32ドル)
・売上高:16.0~17.5億ドル(予想:16.6億ドル)
(23年度通期見通し)
・1株利益(調整後):5.40~5.60ドル(予想:5.47ドル)
・売上高:6~8%
(NY時間10:22)
ネットアップ<NTAP> 77.59(+4.77 +6.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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