英保守党党首選、テレビ討論ではトラス外相が優勢=NY為替
きょうのポンド円は下に往って来いの展開が見られている。一時163.50円付近まで下落していたが、NY時間に入ってポンドの買い戻しが強まっており、164.50円付近まで戻す展開。一旦21日線を下回ったものの、上を再度回復しており、
上向きのトレンドは維持されている。
きのうの英与党・保守党の党首選で決選投票に進んだ2名によるテレビ討論が行われた。世論調査では勝利したのはトラス外相だった。ライバルのスナク前財務相は、決選投票で投票権を持つ保守党一般党員の支持獲得に苦戦している様子が示されている。
調査会社ユーガブの保守党員507人に対する調査によると、BBCテレビが中継したテレビ討論ではトラス氏が優勢だったとの回答が約50%、スナク氏は39%に留まった。
スナク氏はロシアのウクライナ侵攻、生活費、税制、環境など調査対象となった討論内容のほぼ全てでトラス氏を下回った。決選投票で次期党首を選ぶのは17万5000人の一般党員で、党員の支持率ではあらゆる調査でトラス氏が優勢。直近の調査では、好感度や信頼度でもトラス氏がスナク氏を上回る。
GBP/JPY 164.52 USD/JPY 136.67 GBP/USD 1.2038
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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