広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

リスク回避一服でダウ平均は堅調 上げ幅は300ドル超に=米国株概況

株式 

NY株式7日(NY時間16:21)
ダウ平均   31384.55(+346.87 +1.12%)
S&P500    3902.62(+57.54 +1.50%)
ナスダック   11621.35(+259.50 +2.28%)
CME日経平均先物 26685(大証終比:+195 +0.73%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は堅調な動きを続け、上げ幅は300ドルを超えた。リセッション(景気後退)への懸念は根強いものの、高インフレやFRBの積極引き締めへの懸念は一服して来ており、株式市場も次の展開を探ろうとしている。本日の原油相場は買い戻しが膨らんでおり、米国債利回りも再び上昇しているものの、これまでの急ピッチな上げを調整する動きも出ており、金利、原油などの圧力が緩和され、株式市場には値ごろ感からの買い戻しが入っているようだ。

 きょうは中国のインフラ投資への期待感が高まっている。中国財政省は地方政府に対して7-12月に1.5兆元(約2200億ドル)規模の特別債発行を許可することを検討と伝わったことが材料視されている。通常は地方政府債の発行は新会計年度が始まる1月1日以降になる。これはインフラの資金調達をかつてないほど加速させることになり、期待感も出ている模様。

 ただ、商いは薄く、依然として上値に慎重で、様子見気分が強いことも事実。さらなる下値を警戒する声も根強く、その意味でも来週から始まる4-6月期決算を確認したい意向も強いようだ。市場からは、「景気後退への懸念が引き続き存在し、市場参加者が今月の不安定な決算シーズンを見据える中、直近の買い戻しに信頼感はない」との声も出ている

 その景気後退だが、米大手証券から第2四半期の米GDP見通しを下方修正する動きが出ている。従来は1.9%増を見込んでいたが、0.7%増に引き下げた。第1四半期の1.6%減と合わせると、上半期は定義上の景気後退に入るかどうかの瀬戸際となるという。

 また、別の米大手銀からは、穏やか且つ1年続く景気後退がまもなく始まり、FRBの積極引き締めでそのスケジュールが早まるとの見方も出ている。

 きょうは半導体株に買い戻しが入り、ハイテク株をサポート。韓国のサムスンが4-6月期(第2四半期)の暫定決算を公表し、売上高が予想を上回る伸びを見込んでいたことで、業界全体に安心感が広がっている模様。地政学リスクや高インフレ、サプライチェーンの混乱で、世界中の企業や消費者がデバイス需要を低下させる中、半導体業界は需要鈍化が指摘され、株価も下値模索が続いていた。

 家庭用品や食品、医薬品などディフェンシブ銘柄の一角は軟調なものも見られるものの、その他のエネルギーや銀行、産業、IT・ハイテクは買われ、ほぼ全面高となっている。

 キャタピラー<CAT>が7日ぶりに反発。リセッション(景気後退)への懸念から同社株は下げが続いていたが、きょうは中国のインフラ投資への期待も高まる中、買い戻しが強まっている模様。

 ゲームストップ<GME>が上昇。前日引け後に1対4の株式分割を発表し好感されている。

 日用品販売のベッド・バス&ビヨンド<BBBY>が大幅高。ゴーブ暫定CEOと幹部2人が株式を購入していたことが米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかとなった。

 バイオのシージェン<SGEN>が上昇。メルク<MRK>が同社の買収で交渉が進んだ段階にあると伝わった。

 産銅のフリーポート・マクモラン<FCX>が上昇。個別の材料はないが、金属市場で銅が反発しており、同社株も買い戻しが膨らんだ。

 宇宙旅行のヴァージン・ギャラクティック<SPCE>が上昇。同社の次世代マザーシップの設計製造において、ボーイング傘下のオーロラ・フライト・サイエンス社と提携することで合意した。

 バイオ医薬品のベル<VERU>が大幅続伸。同社が前日発表した新型ウイルス患者を対象とした同社のサビザブリン治療薬の臨床試験(フェーズ3)の結果を受けてアナリストが、30日後にFDAから緊急使用許可(EUA)を受ける可能性が高いとの見解を示した。

 パーソナルケアや家庭用品を手掛けるグローブ・コラボレーティブ<GROV>が急伸。コールズ<KSS>やジャイアント・イーグル、マイヤーといった店舗での販売を拡大すると発表した。

ゲームストップ<GME> 135.12(+17.69 +15.06%)
ベッド・バス<BBBY> 5.44(+0.97 +21.70%)
シージェン<SGEN> 177.95(+2.82 +1.61%)
メルク<MRK> 93.01(-0.12 -0.13%)
フリーポート<FCX> 29.22(+1.84 +6.72%)
ヴァージン・ギャラクティック<SPCE> 7.23(+0.78 +12.09%)
ボーイング<BA> 139.97(+3.66 +2.69%)
ベル<VERU> 13.46(+0.44 +3.38%)
キャタピラー<CAT> 180.28(+7.97 +4.63%)
グローブ・コラボ<GROV> 7.37(+3.37 +84.25%)

アップル<AAPL> 146.35(+3.43 +2.40%)
マイクロソフト<MSFT> 268.40(+2.19 +0.82%)
アマゾン<AMZN> 116.33(+2.00 +1.75%)
アルファベットC<GOOG> 2386.12(+81.85 +3.55%)
テスラ<TSLA> 733.63(+38.43 +5.53%)
メタ・プラットフォームズ<META> 172.19(+2.42 +1.43%)
AMD<AMD> 79.30(+3.95 +5.24%)
エヌビディア<NVDA> 158.58(+7.28 +4.81%)
ツイッター<TWTR> 38.79(+0.58 +1.52%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

FX口座 カテゴリランキング

パートナーズFXnano 42

ドル円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.0 銭(原則固定・例外あり)

ヒロセ通商 16

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.9 銭(原則固定・例外あり)

セントラル短資FX 16

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.6 銭(原則固定・例外あり)
FX口座 スプレッド比較

トライオートFX 55

ドル円 225
豪ドル円 120
トルコリラ円 45

GMOクリック証券 55

ドル円 249
豪ドル円 142
トルコリラ円 43

LIGHTFX 54

ドル円 260
豪ドル円 131
トルコリラ円 41
FX口座 スワップ比較

▶︎ 総合ランキングはこちら

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます