アジア株 上海株は上昇一服、支援策期待後退 GDP減速も政府は目標達成に自信示す
アジア株 上海株は上昇一服、支援策期待後退 GDP減速も政府は目標達成に自信示す
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 25812.57(+565.47 +2.24%)
中国上海総合指数 3866.09(+26.34 +0.69%)
台湾加権指数 27702.09(+399.72 +1.46%)
韓国総合株価指数 3799.62(+50.73 +1.35%)
豪ASX200指数 9028.70(+33.41 +0.37%)
インドSENSEX30種 84405.44(+453.25 +0.54%)
アジア株は軒並み上昇、米中緊張緩和で市場に安堵感が広がっている。
トランプ米大統領は中国に警告した大幅関税引き上げは持続不可能だと発言。ベッセント米財務長官は今週マレーシアで中国何副首相と貿易協議を行い、米中首脳会談の準備を進めるとしている。
一方、中国の景気支援策期待は低下。きょう発表された一連の中国経済統計はさえない内容だったにもかかわらず、中国政府は今年の成長目標達成に向け経済は軌道に乗っている、成長目標は達成可能だと述べた。当局は急いで景気支援策を打ち出す必要性はないと感じているようだ。
中国第3四半期GDPは+4.8%と政府目標「5%前後」に届かず、約1年ぶり低水準となった。新築住宅価格は9月に下落ペースが拡大、過去11カ月で最大の下落率を記録。中古住宅価格は過去1年間で最大の下落率となった。小売売上高は伸びが鈍化し昨年11月以来の低水準となった。
韓国株は上げ幅を拡大、史上最高値をつけている。米韓貿易交渉でほとんどの問題で実質的な進展があったと韓国政府が明かした。調整が必要な分野がまだ残っているとしているものの、ひとまず協議進展が好感されている。
豪州株は上昇も上値は重い、安全資産である金価格の下落が懸念されている。ノーザンスター・リソーシズやエボリューション・マイニング、ニューモント、エメラルド・リソーシズなど金鉱株が大幅安。

執筆者 : MINKABU PRESS
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