対中関税一部引き下げなら、一時的にドル売りの反応との見方も=NY為替
きょうの市場はリスク回避の雰囲気が広がっており、株、原油、米国債利回りとも急落する中、為替市場ではリスク回避のドル高・円高が強まっている。その動きに挟まれ、ドル円は身動きが取れない状況となっており、他の通貨ペアと比較すれば、レンジ相場に終始している印象。
イエレン米財務長官と中国の劉鶴副首相が対中関税についてビデオ会議で会談し、バイデン政権が今週中に3500億ドル超の中国からの輸入品に対する関税の一部を引き下げる可能性があると報じられている。
市場からは、対中関税が引き下げられれば、為替市場はドル売りの反応との声も聞かれる。関税の引き下げはロックダウンで打撃を受けている中国経済にとって救済となるという。それは市場のリスク選好を高め、ドルへの逃避買いを抑制する可能性があるとしている。
ただし、影響は一時的に留まる可能性も指摘。
USD/JPY 135.73 EUR/USD 1.0253 GBP/USD 1.1922
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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