アジア株 豪州株の下げ目立つ、市場は2会合連続の50bp利上げ見込む
アジア株 豪州株の下げ目立つ、市場は2会合連続の50bp利上げ見込む
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 21029.08(+183.65 +0.88%)
中国上海総合指数 3295.30(+9.91 +0.30%)
台湾加権指数 15712.15(-126.46 -0.80%)
韓国総合株価指数 2421.56(-29.85 -1.22%)
豪ASX200指数 6451.90(-139.20 -2.21%)
アジア株は高安まちまち。FOMC通過でいったんは買い戻されていたものの、主要国の積極的な金融引き締めに伴う世界的な景気後退入りが再燃している。英中銀は5会合連続で金利を引き上げた。スイス中銀でさえ利上げを実施した。きのうの米株大幅下落を受け、アジア株は売り優勢で始まった。ただ、中国政府による景気支援策や金融緩和期待から上海株はプラスに転じている。きのう大幅下落した香港株も値ごろ感から買い戻されている。
豪州株は2.2%安。このまま行けば、週間ベースで2020年3月以来の下げを記録する。ロウ豪中銀総裁のタカ派発言を受け、2会合連続で50bpの利上げが実施される可能性が高まってきている。ゴールドマンサックスは8月、9月に50bpずつの利上げを見込んでいる。きのうのナスダック指数が4%超下げたことから、ゼロやブロックなどハイテク関連が急落している。資金流出が懸念され、マッコーリーやASXなど証券株も大幅安。企業の資金調達が低調になるとの見方から、ウエストパック銀行やコモンウェルス銀行など銀行株も安い。一方で、景気後退懸念から安全資産である金需要が高まっていることから、エボリューション・マイニングやシルバー・レイク・リソーシズ、ノーザンスター・リソーシズといった金鉱株は全面高となっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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