ゴールドマン、トレーディング収入1億ドルの営業日が11年ぶりの高水準=米国株個別
ゴールドマン<GS>は同行のトレーダーが1-3月(第1四半期)に少なくとも1日おきに1億ドルの収入を上げていたことを明らかにした。市場はウクライナ危機や予測不可能な中銀の行動で動揺したものの、異例の成績を収めたことを改めて示した。ブルームバーグが伝えた。
規制当局への届け出によると、同行のトレーディング部門は1-3月の32営業日においてそれぞれ1億ドル超の収入を達成した。これは全営業日の半数を僅かに上回る。規制による制限やトレーディング自動化への取り組みで大規模な利益を上げる機会が奪われ、幹部らに事業縮小の圧力がかかっていたトレーディングデスクに、過去2年間に変化が訪れた。
パンデミック到来が記録的な利益獲得の手段をもたらした。現在は戦争やインフレ抑制に向けた中銀の行動、長引く新型コロナの影響が同時に警戒されており、銀行はこれらを好機に利益を上げることに成功している。ゴールドマンの1-3月のトレーディング収入は79億ドルで、総収入の61%を占めた。
(NY時間12:55)
ゴールドマン<GS> 306.42(+0.93 +0.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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