アジア株 香港株は0.6%高 米上場廃止リスク緩和、中国当局が規則案を修正 中国市場は清明節のため休場
アジア株 香港株は0.6%高 米上場廃止リスク緩和、中国当局が規則案を修正 中国市場は清明節のため休場
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 22176.80(+137.25 +0.62%)
中国上海総合指数 3282.72(休場)
台湾加権指数 17625.59(休場)
韓国総合株価指数 2745.54(+5.69 +0.21%)
豪ASX200指数 7529.00(+35.20 +0.47%)
アジア株は上昇。
香港株は0.62%高。中国当局が海外上場の財務データ共有に関する機密保持規則案を修正したことが材料視されている。中国証券監督管理委員会(証監会)は先週末、「現地検査は主に中国の規制当局によって実施されるべきだ」との項目を削除した。これを受け、米規制当局が米市場に上場する中国企業約200社の監査に完全にアクセスできるようになるため、中国企業の米上場廃止リスクが緩和されることが期待される。
ハイテク関連が総じて上昇。ネットイースは4.9%高、JDドットコムは4.5%高、美団は3.0%高、アリババは2.8%高。CG SERVICESや碧桂園控股、龍湖集団など不動産株も買われている。
中国市場は清明節前日のため休場、6日に取引を再開する。中国では感染が急拡大しており、先週末には2020年3月以来となる1万人超の新規感染者が確認された。環球時報によると、上海市から約70キロ離れた都市で、オミクロン株「BA.1.1」系統から、さらに変異した株が出現したとしており、感染拡大への警戒感が一段と高まっている。上海市は感染拡大に歯止めがかかっていないことから、ロックダウンを延長することを決定した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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