逆イールドはまだ懸念する必要はないとの指摘も=米国株
NY株式28日(NY時間13:37)
ダウ平均 34699.57(-161.67 -0.47%)
ナスダック 14234.24(+64.94 +0.46%)
CME日経平均先物 27860(大証終比:+210 +0.76%)
NY時間の午後に入ってダウ平均は161ドル安で推移。一時300ドル超下落していたものの、下げ渋る動きが出ている。ナスダックも一時下げに転じていたが、再びプラス圏に浮上。
米国債市場で、3年債や5年債と、10年債利回りが逆転している。一時30年債との利回りが逆転する場面も見られた。2006年以来。いわゆる長短の逆イールドだが、景気後退を示唆する動きとも捉えられている。しかし、市場からはまだ懸念する必要はないとの指摘も出ている。
逆イールドと景気後退の関係には時間差があり、2年間にも及ぶこともあるという。また、この期間の株式リターンは債券を十分に上回る傾向があるとも指摘。株式相場のピークは逆イールド発生から約1年後となる傾向があるとも付け加えた。
リスクはインフレにかなり傾いており、株式は少なくとも相対的に魅力的だという。株式は実物資産であり、配当はインフレとともに増加するだろうと説明した。
2年物と10年物は現時点で完全には反転しておらず、まだその時計は動き始めていないとし、株式は中期的にまだリスク・リワードの支えを提供するとも分析している。
アップル<AAPL> 174.52(-0.20 -0.11%)
マイクロソフト<MSFT> 307.74(+4.06 +1.34%)
アマゾン<AMZN> 3347.69(+52.22 +1.58%)
アルファベットC<GOOG> 2819.21(-11.22 -0.40%)
テスラ<TSLA> 1089.92(+79.28 +7.84%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 222.03(+0.21 +0.09%)
AMD<AMD> 118.79(-0.88 -0.74%)
エヌビディア<NVDA> 277.57(+0.65 +0.24%)
ツイッター<TWTR> 38.99(+0.39 +1.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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