ドル円は買戻しが続く 午後にFOMCの結果発表=NY為替前半

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 きょうのNY為替市場、ドル円は買戻しの流れが続いており、114.35円近辺まで買い戻されている。この日はリスク回避の雰囲気も一服し、米株式市場も下げを一服させる中で、ドル円の買い戻しも膨らんでいるようだ。本日の21日線が114.80円付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。

 きょうは午後にFOMCの結果が発表される。日本時間27日4時頃。市場では3月利上げの開始と早期バランスシート縮小の可能性を示唆してくるものと見られている。市場では年4回の利上げがコンセンサスとなりつつあるが、一部では、インフレ次第ではその回数が増えるのではとのタカ派な見方も出ている。また、3月は通常の0.25%ではなく、0.5%の大幅利上げを実施してくるとのタカ派な見方も広まっているようだ。

 しかし、今回のFOMCでは、3月利上げ開始と早期バランスシート縮小の可能性以上の内容は出ないものとみられている。市場の一部からは、材料出尽くし感から、ドル売りの反応になるのではとの見方も出ている。ただし、同時に株高・円安の反応が出れば、ドル円は逆に上昇の反応との見方もあるようだ。

 きょうはリスク回避の雰囲気一服も、ユーロドルは売りが優勢となっており、再び1.12ドル台に値を落す展開。21日線を下放れる動きが続いており、12月下旬から1月初めにサポートされた1.12ドル台後半の水準に顔合わせしている。下値警戒感を高める展開となっているが、目先は12月安値の1.12ドル台前半の水準が下値サポートとして意識される。

 市場からは、ウクライナの緊張をめぐる懸念は、本日のFOMCの結果発表後にドルが下落したとしても、ユーロドルの上昇は一時的になる可能性が高いとの見方も出ている。今後予定されているロシアへの制裁措置がEUとロシアの関係、特に天然ガスに与える影響は、ユーロの短期的な見通しにとって重要なポイントとなるという。これらの影響が明らかになるまでユーロは、ウクライナ情勢の緊張を感じ続けることから、FOMC後のドル売りはユーロドルを大きく持ち上げるには不十分だという。

 ポンドドルは1.35ドルちょうど付近での推移が続いている。今週に入って売りが強まるものの、最終的には買い戻されており、ローソク足は長い下髭を示現している。チャート的にはリバウンド相場の兆候が出ており、期待感を高めている向きもいるようだ。ジョンソン首相のスキャンダルで政治リスクはあるものの、いまのところポンド相場は静観姿勢を決め込んでいるようだ。首相への辞任要求が多方面から出ているが、ジョンソン首相は対抗する方針を示している。

 市場では英中銀の利上げ期待が高まっており、来月の英中銀金融政策委員会(MPC)での利上げを織り込む動きも出ている。一部からは、英中銀は追加利上げを継続し、2023年下期には政策金利を1.5%まで上昇させる可能性が高いとの声も出ている。英中銀は、インフレ期待や賃金に与える影響を抑えようとしているという。通常以上の賃金上昇を示唆する証拠と、これまでの異例の金融緩和が、利上げ継続を正当化する理由の多くを提供するはずだという。2月、5月、そして、下期に1回、2023年にさらに2回の利上げを実施すると見ているようだ。

 きょうはカナダ中銀が金融政策を発表し、政策を据え置いたが、これを受けてカナダドルは下落の反応を見せた。政策金利はエコノミストの予想通りに据え置きとなったが、市場では0.25%の利上げで70%織り込む動きを見せていた。市場にとっては期待外れだったようで、カナダドルは売りで反応した模様。しかし、その後にマクレム・カナダ中銀総裁が「インフレを管理するために利上げが必要。カナダ国民は利上げを予想すべき」などと述べていた。市場では4月の利上げを期待しているが、次回3月の利上げとの声も高まっている模様。カナダ円はカナダ中銀の政策発表を受けて、90.50円付近まで下落していたが、90.80円近辺まで戻す動き。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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