ドル円は114円付近まで戻す 米株が急落からプラスで終える=NY為替概況

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 きょうのNY為替市場でドル円は114円付近まで戻している。序盤はリスク回避の雰囲気が続く中、ダウ平均が一時1000ドル超急落していたことから、ドル円も上値の重い展開が見られたが、終盤にダウ平均が下げ幅を急速に縮小し、プラスで終えたことからドル円も下げ渋る動きを見せた。株式市場はさすがに値ごろ感の買いも出たようだ。ただ、ドルと円が同方向で動いていることから、全体的には狭い範囲での値動きに終始。100日線が113.30円付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。

 今週はFOMCが予定されており、その内容を見極めたい雰囲気もあるようだ。市場では3月の利上げ開始と、早期バランスシート縮小の可能性を示唆して来るとみられている。市場の一部では、FRBが予想以上にタカ派なシグナルを送ってくるリスクも警戒されているようだ。米大手証券からは、3月、6月、9月、12月の年内4回の利上げがコンセンサスだが、さらに回数が増える可能性もテールリスクとしてあるとの指摘も出ていた。一方、FOMCを機にリスク回避の雰囲気は一旦後退し、株式市場は買い戻される可能性もあるとの見方も出ている。いずれにしろ、結果およびその反応待ちの面が強い。

 ユーロドルは1.12ドル台に下落する場面も見られたが、1.13ドル台に戻している。ただ、今週のFOMCやウクライナ情勢を巡って為替市場はドル買いの動きが優勢となるな中、ユーロドルの上値は重い。目先は昨年末から年初にかけてサポートされた1.12ドル台後半から1.13ドルちょうどの水準が維持できるか注目される。

 ただ、ユーロ圏経済に明るさも見られている。この日発表のユーロ圏とドイツの1月のPMI速報値で製造業の指数が前回および予想も上回る強い内容となっていた。特にドイツでは製造業のサプライチェーンのボトルネックがさらに緩和の兆候を示しており、年内の回復が期待される。ただ、仕入れ価格の高騰はなお続いていることから、企業にとってはコスト上昇への懸念は残る。

 ポンドドルも一時1.34ドル台半ばまで下げ幅を拡大。きょうの下げで100日線を下放れる展開が見られており、下値警戒感が高まっている。

 リスク回避の動きが広がる中、世界的な株安が更に進めば、ポンドドルの下げは更に拡大する可能性があるとの指摘も聞かれる。ポンドドルと世界の株式市場のベンチマークの1つであるMSCI・ACWI指数の30日間の相関係数は、12月10日の直近安値+0.12から+0.65まで上昇。過去6カ月の平均+0.50よりも正の相関が強まっている。これは、株式市場の低迷が更に拡大した場合、短期的にポンドはさらに下落する可能性があることを意味するという。ポンドは以前から主要通貨の中では、景気に敏感な通貨の位置づけがある。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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