ゴールドマンが決算受け下落 株式部門が不調でトレーディング収益が予想外の減収=米国株個別
ゴールドマン<GS>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、全体の営業収益は投資銀行部門が好調で予想を上回ったものの、株式部門の不調でトレーディング収益が予想外の減収となった。1株利益は予想を上回っている。
トレーディング収益は若干の増収予想に反して7%の減収。特に株式部門が11%の減収となったことが圧迫している。市場からは、「パンデミックに絡んだ相場変動で金融市場の商いは膨らんでいたが、そのブームが衰退し始めた可能性がある。加えて、従業員をつなぎ止めるためのより高い人件費にも対応する必要があり、同行は期待をリセットする必要がある」との指摘も聞かれた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):10.81ドル(予想:11.64ドル)
・営業収益(調整後):126.4億ドル(予想:120.1億ドル)
トレーディング:39.9億ドル(予想:42.7億ドル)
FICC:18.6億ドル(予想:18.0億ドル)
株式:21.2億ドル(24.7億ドル)
投資銀行:36.0億ドル(予想:30.7億ドル)
純受取利息(NII)18.0億ドル(予想:15.5億ドル)
(NY時間09:32)
ゴールドマン<GS> 354.72(-26.23 -6.88%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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