ドル円は一時115円台を回復=東京為替概況
ドル円は一時115円台を回復した。注目された日銀金融政策決定会合は展望レポートで2022年の物価見通しを上方修正、前回の0.9%から1.1%に。物価見通しの評価リスクについても前回までの下振れリスクが大きいとの表現を、概ね上下均等と修正。一定の前向き姿勢が示された。しかし、市場ではもう少し高い水準でへの物価見通しの修正を期待していたほか、全体的に緩和維持の姿勢が目立ったことで円売りに。ドル円は114円台半ばから114円80銭台を超える動きをみせた。
さらに米債利回りの上昇がドル買いにつながり、ドル円はもう一段の上昇に。米10年債が約2年ぶりの1.85%台を付けるなどの動きを見せる中、ドルが全面高となりドル円は115円台を回復する動き。上値からは売りが出たが、押し目は114円80銭割れまでと、堅調地合いを維持している。
ユーロドルは1.14台前半でのもみ合いの仲、1.1420前後が重くなると、米債利回りの上昇を受けたドル全面高に1.1385前後までユーロ売りドル買いの動きに。その後は1.1400前後が重くなった。
ユーロ円は130円70銭台から、日銀金融政策決定会合後に131円20銭手前まで。その後はユーロドルでのユーロ売りもあり、130円80銭前後まで値を落としている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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