ゲームストップが決算受け下落 今回も経営再建の具体的戦略を示さず=米国株個別
ゲームソフトなどの小売販売のゲームストップ<GME>が前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益が予想以上の赤字となった。売上高は予想を上回っている。同社はまた、米証券取引委員会(SEC)から8月に文書提供を求める召喚状を受け取ったことも明らかにした。同社株のトレーディングに関するSECによる5月の調査に続くもので、調査による同社への悪影響は予想されないとの見通しを届け出で示した。
株価は冴えない反応。今回も経営再建の具体的戦略を示すことがなかった。投資家はペット用品のチューイー<CHWY>の共同創業者で今年ゲームストップの会長に就任したコーエン氏の見解を待っているが、同氏はこれまで「適切な部分を整えている」と発表しただけでほとんど発言していない。
アナリストから目標株価引き下げも伝わっており、同社はテクノロジー企業に変革する計画を示しているが、多くの詳細は依然として謎のままであると指摘した。
(8-10月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-1.39ドル(予想:-0.52ドル)
・売上高:13.0億ドル(予想:11.9億ドル)
ハードウエア&アクセサリー:6.70億ドル
ソフトウエア:4.34億ドル
コレクション:1.92億ドル
(NY時間09:38)
ゲームストップ<GME> 168.53(-5.12 -2.95%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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