キャッサバが大幅安 SECが調査と伝わる=米国株個別
バイオ医薬品のキャッサバ・サイエンシズ<SAVA>が大幅安。同社が、アルツハイマー治験薬のデータを不正に操作したとして、米証券取引委員会(SEC)が調査していると伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。今週初めにキャッサバは、米当局の同社への調査をSECに報告していた。当局に協力しており、今後も協力を続けて行くと述べていた。この件に関しては8月にSECの元執行弁護士が、治験結果の質と完全性に疑問があるとして、FDAに治験を中止させるよう嘆願していた。
なお、今回のSECの調査は、アルツハイマー治療薬に関する最近の論争に一石を投じる可能性があるとも伝えている。FDAは6月、バイオジェン<BIIB>とエーザイ<4523>が共同開発したアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ」を迅速に承認した。ただ、FDAの諮問委員はその承認を非難し、決定は規制上の失敗であり、エビデンスと矛盾すると指摘していた。
(NY時間13:53)
キャッサバ<SAVA> 48.23(-13.46 -21.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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