ユーロドルは21日線を試す 感染拡大が重大リスクになるとは限らないとの見方も=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが強まる中でユーロドルは買い戻しが優勢となっており、1.1835ドル付近まで買い戻されている。本日の21日線が1.1825ドル付近に来ており、その水準回復を試す動きが見られている。ただ、ECBが慎重姿勢を継続している中でユーロ買いを誘発する材料は見当たらない。
一部からはデルタ株の感染拡大がユーロ圏の見通しに重大なリスクになっているとは限らないとの見方も出ている。それに伴い、経済見通しに対する潜在的な下振れリスクは、ECBが現在予想しているよりもさらに緩和する可能性あるという。今後数週間にわたって、ユーロ圏の国債の利回り格差は徐々に縮小するという。むしろ、短期的なユーロ圏の見通しに対する主要なリスクは、リスク回避の材料から生じ、先進国の利回りのボラティリティが高まることかもしれないと指摘している。
EUR/USD 1.1827 EUR/JPY 129.68 EUR/GBP 0.8519
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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