ノードストロームが大幅安 予想以上の赤字と見通しも失望的=米国株個別
百貨店のノードストロームが大幅安。2-4月期決算(第1四半期)を発表しており、1株損益が予想以上の赤字となった。また、見通しも失望的で、上期のEBITは損益分岐点を見込んでおり、年間のEBITマージンは約3%を見込んでいる。
アナリストからも、先週の他の百貨店の決算と比較すると見劣りするとの指摘も聞かれ、第1四半期はかなり低調で、売上高は予想を僅かに上回ったものの、利益率低下がそれを相殺したとしている。EBITは前年比23.6%の拡大予想に対して、逆に0.2%の減益となり、パンデミック前の2019年第1四半期と比較すると、5.2%の減益となったとも指摘した。
ただ一方で、米市場全体の経済活動が再開したときには、ガイダンスが保守的であったことが証明される可能性は高いとも指摘。第1四半期は、ワクチン展開の開始直後であったこともあり、依然としてパンデミックの影響が非常に大きい四半期ではあったとしている。
(2-4月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-1.05ドル(予想:-0.54ドル)
・売上高:29.2億ドル(予想:29.0億ドル)
・eコマース販売:売上高の46%(前年:54%)
(NY時間09:51)
ノードストローム 32.67(-3.81 -10.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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