ウォルマートが決算受け上昇 アナリストからは印象的とのコメント=ダウ採用銘柄
ウォルマートが上昇しておりダウ平均をサポートしている。2-4月期決算(第1四半期)を発表しており、既存店売上高が予想を大きく上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。
同社のマクミロンCEOは「われわれの楽観主義は年初よりも強まっており、米顧客は明らかに外出して買い物をしたがっている。米国での景気刺激策は好影響を及ぼしているが、下半期は例年よりも不確実な点がある。ただ、年を通じて持続的な繰延需要が予想される」と語った。
アナリストは最も厳しい販売競争に勝利したことは印象的だったとコメント。利益率の高い商品の売上が増加しており、顧客がより裁量的な商品購入に同社を選択していることが示された。また、eコマースが前年比37%伸びたことも印象的だったとしている。eコマースと商品力の強みは同社の長期成長ストーリーの鍵だという。投資判断は「買い」目標株価は172ドルとしている。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:6.2%(予想:2.0%)
米ウォルマート:6.0%(予想:2%
サムズクラブ:7.2%(予想:3.1%)
・1株利益(調整後):1.69ドル(予想:1.22ドル)
・売上高:1383.1億ドル(予想:1319.7億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・米既存店売上高:1桁台前半
・1株利益(調整後):1桁台前半
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1桁台後半
・売上高:1桁台前半から半ば(従来:1桁台前半)
(NY時間09:43)
ウォルマート 143.49(+4.60 +3.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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