アジア株 アリババは5%超下落、9年ぶり赤字決算 独禁法違反の罰金が影響 台湾株は1.5%高
アジア株 アリババは5%超下落、9年ぶり赤字決算 独禁法違反の罰金が影響 台湾株は1.5%高
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 27810.87(+92.20 +0.33%)
中国上海総合指数 3432.11(+2.57 +0.07%)
台湾加権指数 15921.02(+250.92 +1.58%)
韓国総合株価指数 3142.25(+20.14 +0.65%)
豪ASX200指数 7040.30(+57.58 +0.82%)
アジア株は総じて上昇。前日の米株反発を受け、買い戻し優勢で始まった。
香港株は上昇も上値の重い展開。アリババが5.2%安と下落率トップ。第4四半期決算で純利益が2012年以来の赤字となったことが嫌気されている。独占禁止法違反による28億ドルの罰金が影響したもよう。
台湾株は1.58%高、ハイテク関連を中心に幅広い銘柄が上昇している。TSMCは2.2%高、鴻海精密工業は1.9%高。きのうの米株上昇を好感してほか、台湾首相が新型コロナの警戒レベルを当面引き上げる必要はないとの見解を示したことで、安心感が広がっているもよう。ただ、2日続けて二桁台の新規感染者が確認されており、感染拡大への警戒感は残ったまま。台湾の感染者数は他国と比べ少ないものの、コロナ封じ込めに成功したと言われていただけに、台湾株式市場は神経質になっているもよう。

執筆者 : MINKABU PRESS
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