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ドル買い円売り強まる

見通し 

ドル買い円売り強まる

ドル買い主導、その後円売りに

【東京市場】午前中ドル買い円売り

  昨日の海外市場で108円台にしっかりと乗せたドル円。
午前中はドル買い円売りの流れが継続する形となり、昼前に108円39銭まで上値を伸ばした。
その後は調整が入る展開となり、108円20銭前後での推移に。
今日、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的なドル買いにも慎重姿勢が見られ、高値からの買いが続かず。
もっとも持ち高調整もあり下値もしっかりという流れに。

 日銀金融政策決定会合は事前見通し通り政策金利・量的緩和の現状維持を決定。
展望レポートでは経済成長見通しの上方修正などが見られたが、総じて事前見通し通りで市場の反応は限定的に。

【ロンドン市場】ドル買い円売りの流れからドル買いは一服

 朝方はドル買いが先行。ユーロドルが朝方の1.2080前後から1.2050台まで。もっとも動きは続かず
下げ分を解消した上に1.2090台まで上昇するなど、振幅が目立つ展開に。
対円でのユーロ買いなどが支えとなった。

 ドル買い円売りから円売り手動の展開となる中、ドル円はしっかり。
東京午前の上昇からの調整で朝方は108円10銭台を付けたが、その後のドル買いに108円40銭台まで。
ドル売りと円売りに挟まれる中、108円20銭前後まで調整という流れに。

 ユーロ円はユーロ売りに押されて130円50銭台を付けるも下値はしっかり。
その後130円90銭前後まで上昇。

【NY市場】円売り強まる

 円売りの流れが強まった。ドル円は108円台半ばを超えて上昇が強まり
一時108円78銭まで。その後も高値圏推移となった。

 ユーロ円は売りが見られた131円ちょうど前後を抜けて上昇が加速し、131円台半ば前後まで。
ユーロドルは対ドルでの売りと対円での買いが交錯。
一時1.2070割れまで調整も1.2090前後に戻すなどの動きに。
FOMCを控えて慎重姿勢もあり、動きは限定的に。

【本日の見通し】FOMC待ち、無風通過見込見込みも、やや警戒感

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後、今晩午前3時に控え
それまでは動きにくい展開に。
前回のFOMCでは直近の景気回復を認めつつも、先行きの不確実性が強いとして緩和姿勢の維持を示した。
今回も同様の姿勢を示すことが見込まれており、無風で通過する可能性が高い。
前回のFOMCでの参加メンバーによる経済見通し(SEP)で示された
経済成長見通しの上方修正と、一時的なインフレのターゲット超え観測を受けても
2023年まで金利を事実上ゼロである現状で維持する姿勢が継続されており、
FRBの緩和姿勢が強いだけに、今回あえて変更してくる可能性は低い。
ただ、隣国カナダが21日の中銀金融政策理事会で先進国中では先駆けて量的緩和の縮小を発表。
今後についてもスラックが吸収される時期の見通しを前倒しし、利上げ時期が早くなる可能性を示唆するなど
予想を超える強気な姿勢を示した。
こうした状況がどこまで影響してくるのかが注目されるところ。
可能性は高くないが、今後の出口戦略の議論開始を示唆するなどといった
前向きな姿勢がFRBでも見られるようだとドル買いが強まる可能性がある。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル買い円売りの流れ
FOMCを前に突っ込んだ買いは難しく
押し目を丁寧に拾いたい。
デイトレも早めに見切り、FOMC前はいったん中立が基本

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/27 火曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  108.08  1.2086  130.64
高値  108.78  1.2093  131.50
安値  108.08  1.2057  130.57
終値  108.70  1.2091  131.46
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/27 火曜日の主要株式指数》
  前日終値 前日比
日経  28991.89 -134.34
DOW   33984.93 ▲3.36
S&P    4186.72 -0.90
Nasdaq  14090.22 -48.56
FTSE   6944.97 -18.15
DAX   15249.27 -47.07
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/27 火曜日の商品市場》
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=62.94(+1.03 +1.66%)
NY金先物6月限(COMEX)(終値)
1オンス=1778.80(-1.30 -0.07%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《4/27 火曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
実質GDP・速報値(第1四半期)8:00
結果 1.6%
予想 1.1% 前回 1.2%(実質GDP(速報値)(前期比))
結果 1.8%
予想 1.2% 前回 -1.2%(実質GDP(速報値)(前年比))

【日本】
日銀政策金利(4月)12:00
結果 -0.1%
予想 -0.1% 前回 -0.1%(日銀政策金利)

【香港】
貿易収支(3月)17:30
結果 -270.0億香港ドル
予想 -375.0億香港ドル 前回 -147.0億香港ドル

【米国】
S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(2月)22:00
結果 11.94%
予想 11.80% 前回 11.12%(11.1%から修正)(前年比)

コンファレンスボード消費者信頼感指数(4月)23:00
結果 121.7
予想 113.0 前回 109.0(109.7から修正)

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《4/27 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*日銀金融政策決定会合
政策金利を-0.1%に据え置き
10年物国債金利の目標を0%程度に据え置き
ETF、REITの買い入れ方針を現状維持
21年度の実質経済成長率見通しを上方修正
必要なら躊躇なく追加緩和
日銀は長短期操作維持を賛成8・反対1で決定

*実質GDP見通し
20年度 -4.9%(-5.0%~-4.9%) 前回 -5.6%(-5.7%~-5.4%)
21年度 +4.0%(+3.6%~+4.4%) 前回 +3.9%(+3.3%~+4.0%)
22年度 +2.4%(+2.1%~+2.5%) 前回 +1.8%(+1.5%~+2.0%)
23年度 +1.3%(+1.2%~+1.5%)

*消費者物価見通し(除く生鮮食品)
20年度 -0.4% 前回 -0.5%(-0.7%~-0.5%)
21年度 +0.1%(0.0%~+0.2%) 前回 +0.5%(+0.3%~+0.5%)
22年度 +0.8%(+0.5%~+0.9%) 前回 +0.7%(+0.7%~+0.8%)
23年度 +1.0%(+0.7%~+1.0%)

*黒田日銀総裁
国内景気、基調としては持ち直している。
海外経済、総じて見れば回復している。
消費者物価は当面、小幅のマイナスで推移するとみられる。
予想物価上昇率、横ばい圏内で推移すると考えられる。
経済・物価の先行きは不透明感が強い。
経済見通し、当面は下振れリスクの方が大きい。
物価目標の実現めざし、必要な時点まで現行政策継続。
引き続き企業等の資金繰り支援と市場安定に努める。
新型コロナの影響注視し必要なら躊躇なく追加緩和。
政策金利、現在の水準または下回る推移を想定。
当面個人消費は低めの水準で足踏み、緊急事態宣言で。
所得から支出への前向きメカニズム徐々に働き始めている。
経済のリスク要因顕在化すれば物価に影響の可能性。
物価2%実現に時間かかっており残念。
大規模緩和、プラス物価上昇率の定着に貢献。
持続性・機動性増した現行政策で強力緩和推進。
見通し期間超えるが、2%の物価目標は実現できる。
2021年度の物価見通し、携帯値下げがかなり大きく下押し。
携帯値下げ要因なければ物価はプラスに。
2%の物価目標の達成は日銀の使命。
物価安定目標、何としても達成しなければいけない、最大限の努力を。
長期金利を意図的に変動させることはない。
主要国の間の為替レートは極めて狭いレンジで安定。
為替安定、金利差より主要中銀が物価2%目指しているため。

【ユーロ圏】
*アルトマイヤー独経済相
独政府は2021年成長見通しを3.5%増に引き上げ、1月時点3.0%増から 。  
2022年の成長見通しは3.6%増。
見通しは第2四半期にウイルス対策措置が段階的に緩和されることを前提としている。
少なくとも2022年には危機以前の経済水準に戻るだろう。
力強い国内需要、家計支出などが回復を支えるだろう。
消費者物価は2021年に+2.2%に急上昇したあと、2022年には+1.5%に落ち着く見通し。

【米国】
米7年債入札結果
最高落札利回り 1.306%(WI:1.305%)
応札倍率    2.31倍(前回:2.23倍)
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【シンガポール】
失業率(第1四半期)時刻未定
予想 3.0% 前回 3.3%

【豪州】
消費者物価指数(第1四半期)10:30
予想 0.9% 前回 0.9%(前期比)
予想 1.4% 前回 0.9%(前年比)
予想 0.5% 前回 0.5%(加重平均・前期比)
予想 1.3% 前回 1.4%(加重平均・前年比)
予想 0.5% 前回 0.4%(刈り込み平均・前期比)
予想 1.2% 前回 1.2%(刈り込み平均・前年比)

【ユーロ圏】
ドイツGfk消費者信頼感(5月)15:00
予想 -4.2 前回 -6.2

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(23日までの週)20:00
予想 N/A 前回 8.6%(前週比)

卸売在庫・速報値 (3月)21:30
予想 0.5% 前回 0.6%(前月比)

FRB政策金利 29日3:00
予想 0.0-0.25% 現行 0.0-0.25%  

【カナダ】
小売売上高(2月)21:30
予想 4.0% 前回 -1.1%(前月比)
予想 3.5% 前回 -1.2%(自動車除く・前月比)

-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆-★-☆

【東京市場】午前中ドル買い円売り

  昨日の海外市場で108円台にしっかりと乗せたドル円。
午前中はドル買い円売りの流れが継続する形となり、昼前に108円39銭まで上値を伸ばした。
その後は調整が入る展開となり、108円20銭前後での推移に。
今日、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的なドル買いにも慎重姿勢が見られ、高値からの買いが続かず。
もっとも持ち高調整もあり下値もしっかりという流れに。

 日銀金融政策決定会合は事前見通し通り政策金利・量的緩和の現状維持を決定。
展望レポートでは経済成長見通しの上方修正などが見られたが、総じて事前見通し通りで市場の反応は限定的に。

【ロンドン市場】ドル買い円売りの流れからドル買いは一服

 朝方はドル買いが先行。ユーロドルが朝方の1.2080前後から1.2050台まで。もっとも動きは続かず
下げ分を解消した上に1.2090台まで上昇するなど、振幅が目立つ展開に。
対円でのユーロ買いなどが支えとなった。

 ドル買い円売りから円売り手動の展開となる中、ドル円はしっかり。
東京午前の上昇からの調整で朝方は108円10銭台を付けたが、その後のドル買いに108円40銭台まで。
ドル売りと円売りに挟まれる中、108円20銭前後まで調整という流れに。

 ユーロ円はユーロ売りに押されて130円50銭台を付けるも下値はしっかり。
その後130円90銭前後まで上昇。

【NY市場】円売り強まる

 円売りの流れが強まった。ドル円は108円台半ばを超えて上昇が強まり
一時108円78銭まで。その後も高値圏推移となった。

 ユーロ円は売りが見られた131円ちょうど前後を抜けて上昇が加速し、131円台半ば前後まで。
ユーロドルは対ドルでの売りと対円での買いが交錯。
一時1.2070割れまで調整も1.2090前後に戻すなどの動きに。
FOMCを控えて慎重姿勢もあり、動きは限定的に。

【本日の見通し】FOMC待ち、無風通過見込見込みも、やや警戒感

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後、今晩午前3時に控え
それまでは動きにくい展開に。
前回のFOMCでは直近の景気回復を認めつつも、先行きの不確実性が強いとして緩和姿勢の維持を示した。
今回も同様の姿勢を示すことが見込まれており、無風で通過する可能性が高い。
前回のFOMCでの参加メンバーによる経済見通し(SEP)で示された
経済成長見通しの上方修正と、一時的なインフレのターゲット超え観測を受けても
2023年まで金利を事実上ゼロである現状で維持する姿勢が継続されており、
FRBの緩和姿勢が強いだけに、今回あえて変更してくる可能性は低い。
ただ、隣国カナダが21日の中銀金融政策理事会で先進国中では先駆けて量的緩和の縮小を発表。
今後についてもスラックが吸収される時期の見通しを前倒しし、利上げ時期が早くなる可能性を示唆するなど
予想を超える強気な姿勢を示した。
こうした状況がどこまで影響してくるのかが注目されるところ。
可能性は高くないが、今後の出口戦略の議論開始を示唆するなどといった
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※山岡和雅個人の見解です
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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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