小幅続伸、米ガソリン需要は堅調も手がかりとして不十分=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=68.38(+0.05 +0.07%)
イスラエルのパレスチナ侵略に反対するイエメンのフーシ派が紅海で船舶への航行妨害を再開し、イスラエルとの対立が再び強まる傾向にあるほか、米エネルギー情報局(EIA)の週報でガソリン需要が引き続き堅調に推移したことが相場を支えた。ただ、季節的な米ガソリン需要の堅調さは例年通りで、買い手がかりとして不十分であることから、上値は限られた。石油輸出国機構(OPEC)プラスが協調減産の解消を急いでいることも圧迫要因。
時間外取引で8月限は68.94ドルまで上昇したものの、通常取引開始にかけて押し戻された。通常取引序盤には67.70ドルまで軟化。その後、買いが盛り返してプラス圏に浮上したが上値は重く、小幅高で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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