【本日の見通し】ドル円はもみ合いか、長期金利動向にらみ変わらず、トルコリラへの警戒感
【本日の見通し】ドル円はもみ合いか、長期金利動向にらみ変わらず、トルコリラへの警戒感
ドル円は米長期金利動向をにらみながらの展開が続く。
ベンチマークとなる米10年債利回りは先週末一時1.75%前後まで上昇する場面が見られ、
長期金利の上昇傾向が継続。
日銀が長期金利の変動容認幅を拡大(黒田総裁によると明確化であり拡大ではない)したが
金利差拡大の流れは変わらずで、ドル円は上方向の意識が続きそう。
トルコリラには要注意。
週末にエルドアン大統領はアーバル総裁を解任した。
昨年11月の就任以来インフレ対応で利上げを続け
先週の中銀理事会でも予想を超える2%の利上げに踏み切った総裁と
低金利志向を示している大統領との対立があったと見られる。
就任から5か月もたずの解任で市場では警戒感が広がっている。
リラは週明け一気に急落。その他のクロス円への波及も警戒。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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